幼年から少年時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:21 UTC 版)
父方の母親は、東京芸術大学音楽部の前身である東京音楽学校卒業で、母方の叔父が画家という中で幼少期を過ごす。幼年から少年時代に、初めて衝撃を受けた音楽は、カーペンターズが歌った『遥かなる影』やスティーヴィー・ワンダーの楽曲の『迷信』であったと沼田は答える。それからは絵を描くと同時に歌も唄うようになった。そのような環境の元で絵画と音楽に対する興味が深くなる。 幼少期から色々な絵画を観てきたが、小学4年生の終わりに梅原龍三郎が描いた『竹窓裸婦』を観て、「これこそ大人の女性の身体だ」と、沼田は強い衝撃を受ける。 小学3年生の頃、映画の事ではあるが、黒澤明監督の『椿三十郎』を観て、絵画を観ているような衝撃を受けて、母親に「この監督はアメリカの人なの?」と母親に尋ねると、母親は「これは日本の監督で黒澤明という人が創った作品だよ」と教えられ、「日本にこんな凄い監督がいるのか」と、絵画の面でも、音楽の面でも大変勉強になった事を、今でも鮮明に覚えていると沼田は言う。 現在の現代美術家、沼田識史の描く絵のルーツは、幼年時代から少年時代の環境によるものと沼田自身も答えている。
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