巳の刻とは? わかりやすく解説

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巳の刻


み‐の‐こく【×巳の刻】

読み方:みのこく

昔の時刻の名。現在の午前10時ごろ。また、その前後の2時間。または、午前10時から正午までの2時間みのとき

1日半ばである午(うま)の刻よりも前であるところから事物のまだ新しいこと。また、そのものみのとき

緋縅(ひをどし)の鎧(よろひ)のまだ—なるを」〈太平記・七〉


(巳の刻 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 04:34 UTC 版)

十干
十二支

(み、し)は、十二支のひとつ。通常十二支の中で第6番目に数えられる。它年(へびどし)とも言う。

前年は(たつ)、次年は(うま)である。

概要

  • 巳年は、西暦年を12で割って9が余る年が巳のとなる(日本では新暦1月1日に始まるが、中国では旧暦1月1日に始まる)。なお、年を表す時の別名は大荒落大荒駱大芒落大芒駱とも)[1]
  • 巳の月は旧暦4月(概ね新暦5月)。
  • 巳の刻は午前10時を中心とする約2時間
  • 巳の方は南南東よりやや北寄り(南東微南:北基準右廻り150°)の方角である。
  • 五行は火気
  • 陰陽は陰である。
  • 反対側は、(い)。

伝承

漢書』律暦志によると巳は「已」(い:「止む」の意味)。草木の成長が極限に達した状態を表しているとされる。

後に覚え易くするために動物のが割り当てられた。

訓読みの「み」は蛇の古語「へみ」より。

相場格言に「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ。戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」があり、巳年の相場は俗に上昇相場といわれる[2]

巳を含む干支

  • 己巳(1の位が9の年)
  • 辛巳(1の位が1の年)
  • 癸巳(1の位が3の年)
  • 乙巳(1の位が5の年)
  • 丁巳(1の位が7の年)

脚注

出典

  1. ^ 古代天干地支的别称及解释_书法欣赏_词典网”. www.cidianwang.com. 2024年3月8日閲覧。
  2. ^ 金融市場NOW Financial Market Review vol.121 ニッセイアセットマネジメント、2020年1月13日閲覧。

関連項目



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