岩伍や牡丹と関わる主な人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 13:54 UTC 版)
「寒椿 (宮尾登美子)」の記事における「岩伍や牡丹と関わる主な人たち」の解説
仁王山(におうやま) 演 - 髙嶋政宏 侠客の修行中の身。牡丹が売れっ子芸姑となった頃に偶然知り合い、それ以来彼女に夢中になる。前頭まで行った元力士なためケンカに強く力持ち。侠客に憧れており、本人は「侠客は命を張って強気をくじき、弱気を助ける男の中の男。ヤクザとは違う」として主張している。短気で血の気が多い性格に加え、特に牡丹のことになると周りが見えなくなり勝手な行動を取ることも多い。 松崎みね 演 - かたせ梨乃 子方屋『松崎』の経営者。10人程度の芸姑たちを抱え、彼女たちから“母様(かかさま)”と呼ばれている。『松崎』にいる時はいつも長いものさしを携帯し、厳しい口調で指導するため芸姑たちから少々怖がられている。厳しいながらも面倒見は良い性格だが、金に関してはケチである。富田から紹介された貞子を一人前の芸姑に育て、その後は大事な稼ぎ頭として陽暉楼で働いてもらう。 富田健太郎 演 - 西野浩史(本作のナレーションも担当) 小学生ぐらいの男の子。当初弱虫な性格だったが、徐々に気持ちの強い性格に育つ。「(女を売る方よりも)買う方が悪い」と批判するなど女衒の仕事を嫌っており、将来は真っ当な仕事に就くため勉学に励んでいる。岩伍に育てられながら、牡丹や仁王山など様々な大人たちの人生を垣間見る。 富田喜和(きわ) 演 - 藤真利子 過去に親の反対を押し切って岩伍の妻となったが、彼の仕事に馴染めず冒頭で富田の家を出る。ちなみに岩伍の自宅庭にある寒椿は、自身が植えた物。しばらく後に健太郎と東京で暮らすことを考え始めるが、岩伍が離婚することも息子を引き取らせてくれないことに悩む。 田村征彦 演 - 萩原流行 “こくしかい”高知支部支部長の肩書を持つやくざ。東京から来て高知で金貸しを始め、仁王山や雲竜など地元のごろつきたちを手懐けた。選挙では中岡を支持し金の力で色々と策を講じる。どちらかと言うと今で言うインテリヤクザのようなタイプで、作中にしては都会的な雰囲気を持ちなかなか頭の切れる人物で策士。
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