局所体とは? わかりやすく解説

局所体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/20 14:17 UTC 版)

局所体(きょくしょたい、: local field)とは、離散付値に対して完備であり、剰余体有限体である付値体のことである。


  1. ^ 付値体 が付値体として同型であるとは、 は体として同型で、同値であるときである。
  2. ^ このとき、K の標数は剰余体の標数と等しく、p に等しい。
  3. ^ 実数体や複素数体は加法群や乗法群に対して局所コンパクトであるので、ハール測度自体を考えることは可能で、得られたハール測度はルベーグ測度の定数倍であるので、単位区間または単位正方形で正規化したハール測度といってもよい。



局所体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/09 03:44 UTC 版)

代数的整数論」の記事における「局所体」の解説

詳細は「局所体」を参照 数体 K を素点 w で完備化すると完備体(英語版)を得る。付値アルキメデス的ならば R または C を得、非アルキメデス的で有理数素数 p の上にあれば、有限拡大 Kw / Qp: 有限剰余体を持つ完備離散付値体を得る。この手順は体の算術単純化し問題局所的に研究できるうになる例えば、クロネッカー・ウェーバーの定理類似の局所的な主張から容易に結論できる。局所体の研究背後にあるこの哲学幾何学的な手法によって大きく動機づけされる。代数幾何学では、多様体極大イデアル局所化することで点で局所的に研究することが一般的である。すると大域的な情報は、局所的なデータ貼り合わせることで復元できる。この精神代数的整数論において取り入れられる数体整数環素元与えられると、その素元において局所的に体を研究することが望ましい、したがって整数環をその素元局所化し、多く幾何学精神分数体完備化する。

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局所体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 04:44 UTC 版)

分岐 (数学)」の記事における「局所体」の解説

詳細は「局所体の分岐英語版)」を参照 数体での分岐のさらに詳しい分析は、局所的な問題であるので、p-進数拡大使い進めることができる。局所的な場合には、基本的にどのくらいガロア群計量から動くかを問うことで、分岐測る量がガロア拡大に対して定義される分岐群 (数学)の列が定義されとりわけ、暴 (wild) 分岐具体化される。つまり、幾何学的な類似超えた意味を持っている

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