就役後の武装更新
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/01 21:28 UTC 版)
「アーサール・テヴフィク (装甲艦)」の記事における「就役後の武装更新」の解説
本艦は1891年に武装の更新が行われ、バーベット上のは「21cm単装砲」2基に改められ、砲郭内は「22.5cm単装砲」6基に更新された他、近接戦闘用に「1859年型 8.7cm(24口径)単装砲」2基、「1862年型 6.4cm(-口径)単装砲」を2基を甲板上に配置した。 更に、1900年代に近代化改装を受けた折に帆走設備と甲板上のバーベットは全て撤去され、甲板上の構成は艦首から主砲の「15cm(40口径)速射砲」を防盾の付いた単装砲架で1基、その後部に上部構造物が設けられ、上に探照灯台を載せた装甲司令塔が立つ。煙突の位置はそのままで煙管型の通風筒が並列で2本立てられた。その舷側部には15cm速射砲が片舷1基ずつ配置された。煙突の後部に大型化した船橋を持つ操舵艦橋、見張り所に4.7cm単装機砲3基を配置するミリタリー・マスト1本の構成となり、艦載艇は後部甲板上に配置され、艦尾部に2本1組のボート・ダビッドが片舷2組の計4組により運用された。船体中央部の砲門は中央部の3箇所を除いて塞がれ、舷側の艦首尾部には通風用の舷窓が設けられた。舷側の砲門部には「アームストロング 12cm(40口径)速射砲」を単装砲架で片舷3基ずつと、後部甲板上に防盾の付いた単装砲架で1基を配置して計7基した。他に近接戦闘用に「オチキス 5.7cm(43口径)単装砲」を単装砲架で6基を甲板上に配置されて外見上は装甲巡洋艦の様になった。
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