就役から第一次世界大戦時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:12 UTC 版)
「ペンシルベニア級戦艦」の記事における「就役から第一次世界大戦時」の解説
本級の船体形状は長船首楼型船体に改められた。同時期のイギリス戦艦と同様に艦首水面下に浮力確保用の膨らみを持つ艦首から艦首甲板上に「1914年型 35.6cm(45口径)砲」を三連装砲塔に収め、1番・2番主砲塔を背負い式配置で2基を配置した。2番主砲塔の基部から甲板よりも一段高い艦上構造物が始まり、その上に司令塔と操舵艦橋が立つ。艦橋の背後からこの当時のアメリカ海軍の大型艦の特色である籠状の前部マストが立ち、司令塔と前部マストを基部として上から見て五角形状の船橋が設けられていた。前部マストの下部に航海艦橋、頂上部に露天の見張り所を持つ。 船体中央部に1本煙突が立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、船体中央部にクレーンが片舷1基ずつ計2基により運用された。クレーンの基部で船首楼が終了し、甲板一段分下がった後部甲板上に頂上部に露天の見張り台が置かれた籠状の後部マストが立ち、3番・4番主砲塔が背負い式配置で2基配置された。ペンシルベニア級の副砲である12.7cm(51口径)速射砲は1番主砲塔側面から4番主砲塔の後方にかけて舷側に開口部を設けてケースメイト(砲郭)配置で片舷10基ずつと甲板上に片舷1基ずつの計22基を配置したが、最も艦首に近い2基と艦尾の4基は開口部から波浪が侵入して使い物にならないばかりか浸水被害を齎したために撤去された。他に近接火器としてMark 10 7.62cm(50口径)速射砲4基を搭載した。 なお、副砲撤去と同じ頃の1919年に飛行船による航空爆撃の危険性が示唆されたためにMark 1 7.6cm(50口径)高角砲を装備する事とし、甲板上に単装砲架で計4基を配置した。これは1920年代に本級は7.6cm高角砲6基を追加して10基となった。1925年より弾着観測用に水上機1機を運用するためにカタパルトを3番主砲塔上に設置した。
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就役から第一次世界大戦時
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「ネバダ級戦艦」の記事における「就役から第一次世界大戦時」の解説
ネバダ級の船体形状は武装増加に伴う艦内居住空間の増加のために艦首甲板に船首楼を追加した短船首楼型船体に改められた。同時期のイギリス戦艦と同様に艦首水面下に浮力確保用の膨らみを持つ艦首から艦首甲板上に1914年型 35.6cm(45口径)砲を1番主砲塔は三連装砲塔に、高所に位置する2番主砲塔は連装砲塔に収めた。2番主砲塔の基部から甲板よりも一段高い艦上構造物が始まり、その上に司令塔と操舵艦橋が立つ。艦橋の背後からこの当時のアメリカ海軍の大型艦の特色である籠状の前部マストが立ち、司令塔と前部マストを基部として上から見て五角形状の船橋が設けられていた。前部マストの下部に航海艦橋、頂上部に露天の見張り所を持つ。 船体中央部に1本煙突が立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、船体中央部にクレーンが片舷1基ずつ計2基により運用された。クレーンの基部で船首楼が終了し、甲板一段分下がった後部甲板上に頂上部に露天の見張り台が置かれた籠状の後部マストが立ち、連装砲塔の3番主砲塔と三連装砲塔の4番主砲塔が背負い式配置で1基ずつ配置された。ネバダ級の副砲である12.7cm(51口径)速射砲は1番主砲塔側面の舷側に開口部を設けてケースメイト(砲郭)配置で片舷8基ずつと艦尾に1基、甲板上に片舷2基ずつの計21基を配置したが、最も艦首に近い2基と艦尾の1基は開口部から波浪が侵入して使い物にならないばかりか浸水被害を齎したために撤去された。なお、副砲撤去と同じ頃の1916年に飛行船による航空爆撃の危険性が示唆されたために7.62cm(50口径)高角砲を装備する事とし、甲板上に単装砲架で計4基を配置した。これは1920年代に本級は7.6cm高角砲6基を追加して10基となった。1922年より弾着観測用に水上機を運用するためにカタパルトを3番主砲塔上に設置した。
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