小野用水
![]() 山下渕頭首工 |
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疏水の概要 |
■疏水の所在 長崎県諌早市高城町、諫早公園及び高城公園一帯(市街地部)を流下し、同市内幸町、仲沖町、川内町、小野島町、赤崎町の水田地帯(約600ha)へと続く。 ■所在地域の概要 長崎県のほぼ中央に位置し、東西南三方が海に面し、北は多良岳の秀峰を仰ぎ、4本の国道とJR、島原鉄道が交わる交通の要衝。 市の中央部を流れる本明川は、市街地を通って有明海に注ぎ、下流の諫早平野は県下最大の穀倉地帯を形成している。肥沃な丘陵地帯は野菜やみかんの特産地である。人口は約14.5万人。 ■疏水の概要・特徴 小野用水は今から200年ほど前に地域住民によって竣工した歴史ある用水路である。一級河川:本明川(高城町付近)より取水、直下流より2つの路線に分岐し市街地を流れるが、諫早公園及び高城公園がある区域は農業用水路としての機能を確保するとともに、環境との調和を図った市の緑化整備計画等に伴い整備されてきた。 下流水田地帯(小野島町、川内町、赤崎町付近一帯)は過去の干拓によってその規模を拡大し、現在では県下最大の穀倉地帯「諫早平野」となっている。干拓地は多数の複雑な用水系統から成りたち、小野用水は干拓地を生産力の高い水田化とするため、まさに「恵みの水」となるべくその役割を果たしてきた約8.5㎞の疏水である。 |
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