小池安之とは? わかりやすく解説

小池安之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 16:03 UTC 版)

小池 安之(こいけ やすゆき、1864年4月26日元治元年3月21日[1][2]) - 1931年昭和6年)10月11日[1][2])は、日本陸軍軍人。最終階級は陸軍中将位階および勲等、軍功は正三位勲二等功三級

経歴

茨城県出身[1][2][3]平民小池安左衛門の二男として生れる[1]陸軍教導団を経て、1886年(明治19年)6月、陸軍士官学校(旧8期)を卒業し、歩兵少尉に任官、歩兵第24連隊付となる[1]1893年(明治26年)11月、陸軍大学校(9期)を卒業した[1][3]

1896年(明治29年)5月、参謀本部第3部員、参謀本部員、マニラ出張などを経て、1900年(明治33年)10月、歩兵少佐に進級し第9師団参謀に就任[1]1902年(明治35年)4月、参謀本部員(第2部)となり、欧州差遣、大本営参謀などを歴任し、1904年(明治37年)6月、満州軍参謀(情報)に発令され日露戦争に出征[1][2][3]。同年9月、歩兵中佐に進級[1]

1905年(明治38年)9月、歩兵第28連隊長となり、参謀本部員に転じ、1907年(明治40年)11月、歩兵大佐に昇進[1][3]1908年(明治41年)4月、第7師団参謀長に発令され、1911年(明治44年)9月、陸軍少将に進級し歩兵第12旅団長に就任[1][2][3]独立守備隊司令官近衛歩兵第2旅団長、憲兵司令官を歴任[1][2][3]1916年(大正5年)5月、陸軍中将に進み、1918年(大正7年)6月、第6師団長に親補された[1][2][3]1921年(大正10年)6月、予備役に編入された[1][2][3]。昭和6年10月11日薨去享年68。墓所は青山霊園

栄典

位階
勲章等

親族

  • 長男 小池安正(陸軍少将、戦死)[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『日本陸海軍総合事典』第2版、62頁。
  2. ^ a b c d e f g h 『日本陸軍将官辞典』293頁。
  3. ^ a b c d e f g h 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』75頁。
  4. ^ 『官報』第1034号「叙任」1886年12月9日。
  5. ^ 『官報』第2551号「叙任及辞令」1892年1月4日。
  6. ^ 『官報』第3521号「叙任及辞令」1895年3月29日。
  7. ^ 『官報』第5046号「叙任及辞令」1900年5月1日。
  8. ^ 『官報』第6417号「叙任及辞令」1904年11月18日。
  9. ^ 『官報』第7352号「叙任及辞令」1907年12月28日。
  10. ^ 『官報』第8502号「叙任及辞令」1911年10月21日。
  11. ^ 『官報』第1158号「叙任及辞令」1916年6月12日。
  12. ^ 『官報』第1773号「叙任及辞令」1918年7月1日。
  13. ^ 『官報』第2673号「叙任及辞令」1921年6月29日。
  14. ^ 『官報』第2684号「叙任及辞令」1921年7月12日。
  15. ^ 『官報』第3694号「叙任及辞令」1895年10月21日。
  16. ^ 『官報』第5525号「叙任及辞令」1901年12月2日。
  17. ^ 『官報』第770号「敍任及辞令」1915年2月27日。
  18. ^ 『官報』第2858号・付録「辞令」1922年2月14日。

参考文献

  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。




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