小倉久佳とは? わかりやすく解説

小倉久佳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 09:00 UTC 版)

小倉 久佳
出生名 小倉 久佳
別名 OGR
小倉久佳音画制作所
生誕 (1959-04-02) 1959年4月2日(66歳)
出身地 日本 福岡県福岡市
学歴 日本大学文理学部哲学科卒業
ジャンル ゲームミュージック
職業 作曲家編曲家
担当楽器 キーボード
活動期間 1983年 -
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小倉 久佳
YouTube
チャンネル
活動期間 2012年 -
ジャンル 音楽手品雑談
登録者数 878人
総再生回数 62,886 回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2025年6月28日時点。
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小倉 久佳(おぐら ひさよし、1959年4月2日 - )は、ゲームミュージック等の作曲家福岡県福岡市出身。日本大学文理学部哲学科卒業。

タイトー所属時代のクレジット(スタッフロール)では、小倉の愛称である "OGR" の表記が多く使われた。2007年の独立以降は小倉久佳音画制作所(おぐらひさよしおんがせいさくしょ、: Ogura Hisayoshi Onga Seisakushow)を名乗る。

略歴

出版社の営業職時代にゲームセンター日本物産クレイジー・クライマー』に出会い、ゲーム内で声を出していることに驚き、ゲーム音楽の仕事に興味を持つようになった。1983年、株式会社タイトーに入社[1]。サウンド制作部門(1987年より「ZUNTATA」を名乗る)に所属し、主にアーケードゲームの作曲・編曲業務に携わる。

1987年アルファレコードG.M.O.レーベルの『ダライアス―タイトー・ゲーム・ミュージック VOL.2』は、同レーベル初にして唯一の単一タイトルのみの収録。

アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」で毎年開催されていたゲーメスト大賞では、第1回のゲーメスト大賞に『ダライアス』が選出。以降、VGM(音楽)部門では第2回のベストVGM賞(1位)に『ニンジャウォーリアーズ』、第3回の第2位に『ダライアスII』、第6回の第6位に『ギャラクティックストーム』、第8回の第4位に『ダライアス外伝』、第11回のベストVGM賞に『Gダライアス』と、多くの作品がランクインしていた。

ZUNTATA名義でのアルバム編曲、演奏陣は松前公高上野耕路、棚橋UNA信仁、上杉洋史鈴木Daichi秀行らで構成されていた。

2007年3月にタイトーを退社。フリーランス(「小倉久佳音画制作所」名義)にて、作曲・編曲活動を行っている。2015年2月1日には、自身初のトークイベント「VISIONNERZ〜幻視人〜VOL.0.5」を開催した。

2020年7月8日より、「音画制作所解剖室」と題したネットラジオYouTubeにて配信開始(毎週水曜日19時更新)。小倉は「ダディ小倉(コンポーザー父)」と名乗り、実娘の「sayPaPa娘」とともにトークを行う。

作品

アーケードゲーム

作曲・編曲

作曲以外

  • タイムギャル(1985年)
    • オープニング曲の演奏のみ[2]
  • レインボーアイランド(1987年)
    • アルバム『ニンジャウォーリアーズ -G.S.M.TAITO 1-』には小倉の作曲との表記だが、実際の作・編曲は外注のSplatter Aこと相澤静夫が担当
  • 地獄めぐり(1988年)
    • 作・編曲は外注のピンチパンチが担当、小倉はサウンドディレクションを担当
  • Dr.トッペル探検隊(1988年)
    • ゲームの開発はカネコ、小倉はスタッフロールで「SUPERVISING SOUND EDITOR」と表記、サウンドディレクションを担当
  • マスターオブウェポン(1989年)
    • 作・編曲は外注のピンチパンチが担当、小倉はサウンドディレクションを担当
  • ソニックブラストマン(1990年)
    • 声の出演(デモのナレーションを担当)
  • カイザーナックル(1994年)
    • 声の出演(マルコのCVを担当)
  • パズルボブル2(1995年)
    • 声の出演(もんすたのCVを担当)

その他プラットフォーム

楽曲・アレンジ提供

アルバム

ゲーム音楽のサウンドトラックは除く。

  • ZUNTATA RARE SELECTION Vol.1 STOIC ROMANCE
    • 「東京SHADOW」のBGMを中心に構成したセレクションアルバム。
  • GALLERY 〜オブジェ〜 the VERY BEST of OGR
    • 小倉自身が選りすぐった楽曲を堀内鴻多郎、上杉洋史らがアレンジしたトラックと「Gダライアス」のオリジナル楽曲で構成されるベストアルバム。
  • 俯瞰した事実と客観的な虚構 このふたつで僕は世界をつくる MMXV-I
    • イベントにて販売[6]の後、通信販売を開始[7]
    1. Model K -scientist's delusion-
      完全オリジナル曲。
    2. Negative Return -Apollo11-
      『COZMO 〜ZUNTATA 25th Anniversary〜』提供の同名曲のリミックス。
    3. SiLent ErRors -Un-True-
      『ベクトロス』の同名曲のリミックス。後に『グルーヴコースター2』に収録。
    • 2016年1月23日、東京ゲーム音楽ショー2016にて、TECHNOuchiによるリミックス「SociAl ErRors I)-GalaXY dUb - II) eXperiencE-」を加えた刷新版が発売[8]
  • レトロニトロガールUTA(DEMO MIX. Vox by say PaPa娘)
    • 「Retro-Nitro-Girl」ボーカルバージョン。ボーカルは小倉の実娘。
    • テスト版をコミックマーケット88にて販売、のち製品版をコミックマーケット89ほかにて販売。
  • 罪摘花 −N.minus One−
    • エコツミに提供した楽曲のライブ用マイナスワン音源。コミックマーケット89ほかにて販売。
  • SiLenT ErRors -STAREC Mix- [DEMO]
    • 表題曲のTECHNOuchiによるリミックス。コミックマーケット89ほかにて販売。
  • O-parts
    • 小倉久佳音画制作所10周年企画アルバム。タイトー在籍時の2000 - 2007年に作曲した未CD化音源をエディット[9]
  • BeEple 俯瞰した事実と客観的な虚構 このふたつで僕は世界をつくる MMXIX-II-
    • 2020年1月30日発売。
    1. BeEple -CPU beginning-
    2. Go ahEad -Holic-
      『ベクトロス』の同名曲のリミックス。
    3. 2045 initiAtIve -Liar-

影響

  • 妖精帝國のギタリスト・橘は、小倉から大きな影響を受けたことを公言している[10]

脚注

出典

外部リンク


小倉久佳(OGR)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:06 UTC 版)

ZUNTATA」の記事における「小倉久佳(OGR)」の解説

ライブではキーボード担当

※この「小倉久佳(OGR)」の解説は、「ZUNTATA」の解説の一部です。
「小倉久佳(OGR)」を含む「ZUNTATA」の記事については、「ZUNTATA」の概要を参照ください。

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