専門分野と実践場面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 21:24 UTC 版)
看護師は、全医療職の中で最も多様性に富んでいる。看護師は幅広い場面で実践にあたるが、概ね看護される需要に応じて分かれている。 主な分野は次のとおり。 コミュニティや公共の場(日本では保健師が行う) 生涯にわたる家族や個人 成人老年学 小児科 新生児 婦人科やジェンダー関連 メンタルヘルス 情報学(eHealth) 急性期病院 外来の場面(診療所、緊急看護現場、キャンプなど) 各種学校の保健室 このほか、循環器看護 、整形外科看護、緩和ケア、周術期看護、産科看護、がん看護、看護情報学、遠隔看護、放射線、救急看護といった専門分野もある。 看護師は、病院、個人宅、学校、製薬会社など幅広い場面で実践する。看護師は、企業の健康管理室、診療所や医師事務所、介護施設等で働いている。他にも、クルーズ船や兵役で働く者もいる。看護師は、各企業のヘルスアドボカシーや患者アドボカシー部門で働き、様々な臨床上の問題や管理面の問題を支援している。中には弁護士を兼務したり弁護士と共に活動する者 (Legal nurse consultant) もいて、患者記録を見直して十分なケアが提供されたことを保証したり、法廷で証言している。看護師は臨時雇いで働くことも可能であり、契約を結ばず様々な設定でシフト入りすることも含まれ「看護師の日雇い派遣」と通称されることもある。大学の研究室や研究機関の研究者として働く看護師もいる。他にも情報学の世界を掘り下げて、コンピュータ化されたチャートプログラムやその他のソフトウェア作成に関するコンサルタントを務める者もいる。作家として記事や書籍を出版し、重要な参考資料を提供する看護師もいる(日本では看護師兼作家として藤岡陽子が知られている)。
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