専門分野DTCとのつながり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 02:06 UTC 版)
「古川隆」の記事における「専門分野DTCとのつながり」の解説
日本ではまだ言葉すら知られていなかったDTC(direct to consumer)と1998年に出会い、その後2001年より明治大学大学院経営学研究科にてDTCに関する研究に着手することとなった。そこでの研究実績として、DTCマーケティングが特に普及している米国の実情を踏まえ日本にそれを導入するときの問題点をまとめ上げている。またDTCマーケティングはIMC(統合型マーケティング・コミュニケーション)の有効条件をすべて満たすことから、その計画立案や推進にあたっては、IMCの理論枠組みによるマーケティング・コミュニケーション戦略を採用する必要があると説いている。さらに、日本で初のDTCに関する専門書である「DTCマーケティング」を2005年に発刊した。「臨床現場における患者からのブランド指定」というマーケティングとしてのDTCの役割を調査研究により2007年にまとめ上げている。DTCと出会って10年を経過した2009年にそれ時点での日本におけるDTCの状況を「医薬品と医療消費者の新しいコミュニケーション」という位置づけにまとめ上げた専門書の発行をした。またDTCマーケティングを行う上でWebの介在は不可欠となっているが早くからその重要性を喚起している。このように日本のDTCマーケティングの黎明期から20年に渡りこの分野を牽引しており、2018年1月には「DTCマーケティングを知る上で、本書は最良の羅針盤(書評: 明治大学経営学部 教授(経営学研究科兼担 大石 芳裕)」というべき書籍「日本におけるDTCマーケティングの歩みと未来(文眞堂)」を刊行した。
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