寒あさひ【カンアサヒ】(草花類)
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登録番号 | 第13020号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 寒あさひ よみ:カンアサヒ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「寒宝石」に寒系小ギクを交配して育成されたものであり、花は鮮黄色の小輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、わき芽の複数性は有、節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、葉の欠刻底部の形は中間、表面及び裏面の色はやや濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2~4列、舌状花数は少、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さは小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507)、裏面の色は明黄(同2506)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さはやや短、生態分類型は寒ギク、開花の早晩性は早である。「寒金賞」と比較して、わき芽の複数性が有ること、葉の欠刻底部の形が中間であること等で、「寒玉笛」と比較して、わき芽の複数性が有ること、舌状花の重ねが2~4列であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「寒宝石」に寒系小ギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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