富士屋ホテル本館

文化財選集

富士屋ホテル本館（神奈川県）

所在地 富士屋ホテル本館

解説

日本を代表するリゾートホテル建築。外国人の宿泊を意識して，全体に洋風のデザインを基調にしながら内外の要所に和風の意匠を加味した特異な建物である。正面中央に唐破風屋根の玄関ポーチ，左右に八角平面の突出部を作り正面を強調した左右対称の外観に特徴がある。同ホテルには，この他にも1号館，2号館，アイリー，花御殿，食堂等があり，登録文化財となっている。また，道路を隔てた反対側にはもと皇族のご用邸として建てられた和館があり，こちらも登録されている。

国指定文化財等データベース

富士屋ホテル本館

名称：	富士屋ホテル本館
ふりがな：	ふじやほてるほんかん
登録番号：	14 － 0010
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造2階建，瓦葺，建築面積706㎡
時代区分：	明治
年代：	明治24
代表都道府県：	神奈川県
所在地：	神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
登録基準：	再現することが容易でないもの
備考(調査)：	日本近代建築総覧 「富士屋ホテルの建築（箱根町文化財研究紀要第19号）」（箱根町教育委員会、1989）
施工者：
解説文：	外国人の宿泊を意識して，全体に洋風の意匠を基調にしながら内外の要所に和風の意匠を加味した特異な建物。正面中央に唐破風屋根の玄関ポーチ，左右に八角平面の突出部をつくり正面性を強調した左右対称の外観に特徴がある。工事請負は河原兵次郎。

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