実現性と試合時の実用性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 15:07 UTC 版)
「スカイラブハリケーン」の記事における「実現性と試合時の実用性」の解説
大東文化大学准教授の川本竜史は、「体の大きい選手が射出台となり小さい選手を跳躍させること自体は実現の可能性がある」としている。実現のためには相互の意思疎通、10回連続で後方転回ができるほどの高い身体能力、怪我を避けるため整備の行き届いた天然芝のピッチ、良好な天候条件が必要となる。山形大学教授の瀬尾和哉 は、「高さを出すためには射出する側と跳躍する側の双方の足が伸展するタイミングをいかに調整するのかが重要となる」と指摘している。一方、サッカー競技は試合展開が目まぐるしく変化する特性を持つことから、川本は「実際の試合でスカイラブを試している余裕はない」と指摘している。空想科学読本作者の柳田理科雄は中学時代の身長が163センチの立花兄弟は飛び乗った側が踵が臀部とくっつきそうなほど膝を曲げ、ジャンプして離れるまで重心が50センチは移動、仰向け側は膝が胸につくほど曲げてから延ばすと1メートルは動き、自分で動かす体の3倍動くことになり、ジャンプ高度の増大率も3倍、身長からして延ばされた足は140センチの高い地点からジャンプ、飛び乗る側が150センチは飛んでいるシーンがあり、合計5メートル90センチでクロスバーの2メートル44センチの倍はジャンプしたと計測。蹴るタイミングや角度がぴったりでないといけないことや、柳田の検証では仰向けで足を深く曲げるのにかかる時間は1.4秒より短くできず、1メートルのジャンプで0.8秒、仰向けから足を延ばしてもう片方が踏み切るのに0.23秒、高度5メートル90センチまで到達するのに0.96秒、合計3.39秒を要する。100メートル走を12秒で走る人なら28メートルも走れる時間なため、空中に飛び上がったときにはゴール前に相手選手が待ち構えていることにためサッカーでは有効は技ではなく、スポーツではバレーボールやバスケットボールの方が向いている技であるとしている。
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