定義に関する論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:29 UTC 版)
獣耳のキャラクターを愛好する人々のことを「ケモナー」と呼ぶ例は散見されるものの、こうした用法は論議を呼ぶことがある。これは、「ケモナー」を自認するものが基本的に、獣耳の愛好者と自分たちが同一視されることをよく思わないためである。 2015年には獣耳キャラクターを扱ったスマートフォン向けゲームアプリ『けものフレンズ』を「ケモナー向け」と紹介し、「ケモナーの自覚はなかったが、自分もどうやらケモナーであるようだ」という内容の一文を載せた個人ブログが炎上し、ブログ運営者が謝罪文を掲載する事態となった。猪口は自らがケモナーであること、あるいは「ケモナー」という名称をポジティブに捉えていない者が多くいることが、この炎上の一因になったのではないかと推察している。ケモナーはケモノキャラクターを性的対象とみなすことがあるが、このことが獣姦愛好と同一視され異端視される傾向は強く、ゆえに「ケモナー」という語が否定的な意味で用いられることも多い。ケモナーが発祥した同人文化が内部指向性の強いものであることも相まって、ファン自身が積極的に自らの嗜好を公にすることは少なかった。このことは、日本においてこのファンダムの知名度が低かった理由のひとつであると考えられている。
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定義に関する論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 01:27 UTC 版)
「アフリカ系アメリカ人」の記事における「定義に関する論争」の解説
マーチン・ルーサー・キングの演説にあるようにアメリカ合衆国で単に「黒人」というときは奴隷解放宣言までに奴隷としてアメリカ合衆国に渡来したアフリカの人々の子孫を指すのが一般的である。しかし移民大国のアメリカには、現在に至ってもアフリカ、中南米やカリブ海諸国から黒人の移民がやってくる。しかし、彼等はアメリカによってアフリカから連れて来られた黒人奴隷の子孫でない(中南米やカリブ海諸国から来た場合はスペインやフランス、イギリスなどにより連れて来られた黒人奴隷の子孫である)ことから、アメリカ国籍を持っていない場合は、「アフリカ系アメリカ人」という呼び名は当てはまらないとの指摘もある。例えば、コリン・パウエルはアフリカからジャマイカを経由しアメリカに来た移民の子であり、カリビアン・アメリカン(英語版)が正当な名称であるが、実際にはアメリカ国籍を持ちアフリカにルーツを持つ場合は、アフリカ系アメリカ人と呼ばれている。 デブラ・ディッカーソン(英語版)は、黒人 (Black) という語は、アメリカ(America、合衆国ではなく両米の意味か)に奴隷として連れて来られた人々とその子孫に限定すべきだと主張している。また彼女は、アフリカ系 (African) についても同様の主張をしている。
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