宗教観・世界観
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『別冊太陽』1992年春号「輪廻転生」では麻原彰晃と対談し、既に熊本県などの地元民と軋轢があったオウム真理教が法廷闘争を行っているとき、「…宗教集団としては、最後まで俗世間の法律は無視するという手もあると思うんですよ」と、まるで非合法活動を勧めるようなことを言っている。 2009年4月26日の『読売新聞』朝刊の「地球を読む」にては、西欧社会が旧約の神と新約の神を分離して考えていることやキリスト教が肉体の死を認めていない事を示唆するような内容を執筆している。2011年1月17日、同「地球を読む」でパクス・ロマーナやパクス・ブリタニカのように「パクス・ヤポニカ」と呼べる「日本の平和」の事実があったと説く。これは平安時代、平安遷都から保元の乱・平治の乱までの平安貴族の安定した政権の約350年間、江戸時代の島原の乱を除けば幕末期までの江戸幕府による約250年間であるとしている。 熱烈な多神教優位論者であり、一神教を「砂漠の宗教」として、自然豊かな環境で生まれた多神教と対比させ、後者の前者に対する寛容性と優越性を強く主張している。 著書に「素粒子というものは科学的に証明できるかもしれない。けれども実感としてその存在を感じられない。魂というものは、科学的には証明できなくても、実感としては強く感じることができる」と記した。
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