寛容性
寛容性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:01 UTC 版)
ウェブスター第3版は1960年代初頭、本来の英語を伝えていないとしてその「寛容性」が非難に直面、文化戦争の端緒を開く。保守派が第二版の時とは異なり、寛容社会なり権威の失墜なりの象徴と見做したのである。 歴史家のハーバート・モートンは「ウェブスター第2版は尊敬を通り越していた。語義や用法に関する絶対的な権威として受け入れられ、アメリカ国内でも事実上不動の地位にあった。保守派を挑発する事も無かった」と懐述している。標準的な英語を擁護したがらないという批判に関しては、例えば「口語」、「正しい」、「誤り」、「適切」、「不適切」、「侮蔑語」といった表示を全面的に削除。 ゴーヴは特定の価値判断ではなく、言語をありのままに記述する典型的な記述言語学に拠っていた。それ故デイヴィッド・M・グリクソンからは、「ゴーヴは最高権威の玉座から降りてしまっている」と揶揄されてしまう。ジャック・バーザンに至っては、 「辞典編集の限界を大きく超える、これまで政党が発表してきた最長の政治的パンフレット」とまで言わしめている。
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