宗教に対する姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 07:45 UTC 版)
「ルーマニアの宗教」の記事における「宗教に対する姿勢」の解説
2008年の調査では、「幸せにとって最も重要なものは何か」という質問に対し、最大4つの回答の1つとして、19%が「信仰」をあげた。これは、アルメニア (27%)、ジョージア (26%)に次いで3番目に高く、トルコやキプロスと同率である。EUの27加盟国平均は9%である。オープン・ソサエティ財団が実施した調査によれば、ルーマニア人の4分の3が自身を宗教的な人物としてとらえ、特に地方の女性、高齢者、低所得者でこの割合は高かった。ルーマニア人は宗教の教義や教会を信じているものの、その信仰を絶対視はしておらず、神の言葉に完全には従わない人、ほかの宗教や科学的真理に対しても寛容である。 2011年時点で、ブカレスト市民の49%が、結婚式や復活祭などの行事でしか教会に行かない、もしくは全く行かないとしている。対して、ブカレスト以外の地方では、同じ回答をする人の割合が16%のみである。2011年国勢調査の予備データにおいて、各宗教の信者を合計すると、国民の98.4%にもなった。この過度に多い数字が、信者数に論争があることを示している。最終データにおいては約93.5%にまで減少したが、データの得られなかった人口(6.26%)を考えると依然として多い。 2015年7月に実施された調査では、96.5%のルーマニア人が神を信じると回答し、84.4%が聖人を、59.6%が天国の存在を、57.5%が地獄の存在を、54.4%が来世をそれぞれ信じるとしている。また、83%のルーマニア人が日曜日や宗教的な祝日を認識しており、74.6%が教会を通りかかったときに礼拝する、65.6%が定期的に祈る、60.2%が所有物、家、車を聖別する、53.6%が定期的に教会へ寄付すると答えている。
※この「宗教に対する姿勢」の解説は、「ルーマニアの宗教」の解説の一部です。
「宗教に対する姿勢」を含む「ルーマニアの宗教」の記事については、「ルーマニアの宗教」の概要を参照ください。
- 宗教に対する姿勢のページへのリンク