奥州七観音とは? わかりやすく解説

奥州七観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 20:39 UTC 版)

奥州七観音(おうしゅうななかんのん)は、旧陸奥国内(現在の福島県宮城県岩手県青森県)にある7ヶ所の観音霊場三迫の新長谷寺並びに六箇寺六ヶ寺とも。


原典

  1. ^ 『長谷寺霊験記』下 第5「田村将軍得馬勝軍建立新長谷寺事」
  2. ^ 『風土記御用書出』「田村将軍様奥州七ヶ所観音御建立由来之事」

注釈

  1. ^ 長谷寺六坊の一つ、清浄院。跡地には宗宝蔵が建つ
  2. ^ 長谷寺六坊の一つ、月輪院雲井寮
  3. ^ 原文ママ、「南部の三戸とはつ」は「南部三戸長谷」のこと
  4. ^ 阿部幹男は、田村男猿こそ『田村三代記』の御狩で大活躍する霞ノ源太を彷彿とさせるとしている
  5. ^ 板碑に「征夷将軍田村麻呂一千年供養」、右側に「文化七庚午天五月二十三日」、左下に「箟峰寺衆徒中謹白」と記されている
  6. ^ 板碑に「征夷将軍田村麻呂一千年供養」、右側に「文化七庚午天五月二十三日」、左下に「當山現住雄淳謹白」と記されている
  7. ^ 御伽草子『鈴鹿の草子(田村の草子)』は俊祐・俊仁・俊宗の三代にわたる物語

出典

  1. ^ 阿部 2004, pp. 101–102.
  2. ^ a b 阿部 2004, pp. 80–82.
  3. ^ 阿部 2004, pp. 240–241.
  4. ^ a b c 阿部 2004, pp. 82–88.
  5. ^ 阿部 2004, pp. 31–33.
  6. ^ 内藤 2007, pp. 205–207.
  7. ^ a b c d e 内藤 2007, pp. 230–231.
  8. ^ a b 阿部 2004, pp. 110–111.
  9. ^ 阿部 2004, pp. 116–120.
  10. ^ 高橋 1986, pp. 209–211.
  11. ^ 高橋 1986, pp. 211–212.
  12. ^ 内藤 2007, pp. 228–230.
  13. ^ 阿部 2004, pp. 108–109.
  14. ^ 阿部 2004, pp. 109–110.


「奥州七観音」の続きの解説一覧

奥州七観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 07:11 UTC 版)

大嶽丸」の記事における「奥州七観音」の解説

「奥州七観音」も参照 奈良県桜井市初瀬にある長谷寺霊験譚が記され鎌倉時代前期仏教説話『長谷寺霊験記』では、三迫新長谷寺並びに六箇寺の由来語られる奥州三迫長谷信仰伝え各地新長谷寺建立した勧進聖たちによって創出管理されたこの説話は、田村麻呂事績結び付いて創られた。 『長谷寺霊験記』成立から約400年後となる安永年間1772年 - 1781年)に仙台藩がまとめた『風土記御用書出』の「華足寺書上」に所収される「田村将軍様奥州七ヶ所観音建立由来之事」では、六箇寺のひとつで宮城県登米市東和町にある華足寺縁起とともに奥州七観音の由来記されている。この縁起中に伊勢国鈴鹿山まで攻め登った鬼神として大武の名前が登場する『長谷寺霊験記』では東夷常陸国まで攻めてくるのに対し『風土記御用書出』では鬼神大武鈴鹿山攻め上がるとある。他にも鈴鹿御前登場していることなど、基本的構造『長谷寺霊験記』残しつつ、華足寺縁起ではお伽草子田村の草子』など後代作品と交流したことで、新らたな物語挿入改変がされて大嶽丸登場した。奥州七観音は、地域的に奥浄瑠璃『田村三代記』語られ宮城県岩手県中心となる

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「奥州七観音」を含む「大嶽丸」の記事については、「大嶽丸」の概要を参照ください。

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