奉行所復元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 09:50 UTC 版)
函館市では、1983年(昭和58年)頃から五稜郭の復元整備を目的とした資料調査を進めた。これと並行して郭内中心部の遺構確認試掘調査を行い、奉行所等建物の遺構の残存状況が良好なことを確認し、1985年(昭和60年)から本格的な奉行所遺構の発掘調査を開始した。1985年(昭和60年)から1989年(平成元年)、1993年(平成5年)から2000年(平成12年)、2001年(平成13年)、2005年(平成17年)と4度の発掘調査を行い、復元に向けて多数の基礎的資料を得ている。 この間、有識者で構成された「特別史跡五稜郭跡保存整備委員会」が、2000年(平成12年)に「箱館奉行所復元構想」を、2001年(平成13年)に「箱館奉行所復元計画(郭内土塁内エリア整備計画)」を策定し、箱館奉行所庁舎等の復元整備と活用・公開等についての計画を立案した。その後、文化庁と復元に向けた協議を実施し、2006年(平成18年)に現状変更許可を得て着工した。2010年(平成22年)に復元工事が完成、7月29日に開館した。
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