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大阪社会事業短期大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/10 16:30 UTC 版)

大阪社会事業短期大学
大学設置 1950年
創立 1948年
廃止 1982年
学校種別 公立
設置者 大阪府
本部所在地 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘5-52[注釈 1]
学部 社会事業学科
  社会事業専攻
  保育専攻
産業福祉学科
研究科 社会事業専攻
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大阪社会事業短期大学(おおさかしゃかいじぎょうたんきだいがく、英語: Osaka-Shakai-Jigyo-Tanki Daigaku[1])は、大阪府大阪市天王寺区夕陽丘5-52[注釈 1]に本部を置いていた日本公立大学である。1950年に設置され、1982年に廃止された。大学の略称は社事短(しゃじたん)。

概要

大学全体

教育および研究

  • 大阪社会事業短期大学は当時、全国の短大でも数少ない社会福祉に関する専門教育に特化した短大となっていた。

沿革

基礎データ

所在地

  • 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5-52[注釈 1]

象徴

教育および研究

組織

学科

  • 社会事業学科
  • 産業福祉学科 入学定員40名[注釈 7]

専攻科

  • 社会事業専攻 入学定員30名[注 17]

別科

  • なし

取得資格について[27]

資格

附属機関

  • 大阪社会事業短期大学附属図書館

研究

  • 『社会問題研究』[31]
  • 『研究紀要』[32]

大学関係者一覧

大学関係者

歴代学長

施設

キャンパス[26]

  • 当時のアクセス:大阪市営地下鉄谷町線四天王寺から徒歩利用する学生が多かった。大阪市電が運行されていた時分には、天王寺椎寺町駅から利用する人もいた。
  • 設備:講堂・食堂・栄養学実習室・階段教室・音楽教室・事務局・テニスコート・バスケットコート・バレーコートなどがあった。敷地面積は、10,519m2となっていた。
  • 立地場所:大江神社や四天王寺大阪星光学院中学校・高等学校とは至近距離にあった。
    大阪府立夕陽丘高等学校の前身、夕陽丘高等女学校が1909年から1934年まで存在した地で、1936年には大阪府立大阪青年塾堂が設立された。第二次大戦後、1952年に大阪府立夕陽丘会館となり、1959年に社会事業短大に引き継がれた。[33][34]

対外関係

系列校

卒業後の進路について

就職について[35]

  • 社会事業学科
    • 社会事業専攻:各都道府県の福祉事務所に社会福祉主事(ケースワーカー)として採用された人が多いものとなっていた。
    • 保育専攻:保育所をはじめ児童福祉施設への就職者が多いものとなっていた。
  • 産業福祉学科:各種福祉施設への就職者が多いものとなっていた。

編入学・進学実績

  • 本科卒業生は、専攻科へ進学していた様子。

関連項目

注釈

注釈グループ

  1. ^ a b 短大廃止後の1987年までは大阪府立大学社会福祉学部のキャンパスとして活用されていたが、移転後は使用されていない校舎が今でもそのまま残っている。
  2. ^ a b 大阪府立大学へ統合のため昭和56年度より学生募集停止[2]
  3. ^ a b c d 出典[4][5]
  4. ^ a b 現在の文部科学省
  5. ^ a b 出典[16]
  6. ^ うち女31
  7. ^ a b c 最終募集となった1980年における体制[28]

補足

  1. ^ うち公立短期大学17校
  2. ^ 1学科2専攻含む
  3. ^ 短期大学名 大阪社会事業短期大学
  4. ^ 出典[7][8][9]
  5. ^ 出典[10][11]
  6. ^ 出典[14][15]
  7. ^ うち81
  8. ^ うち女5
  9. ^ 出典[18]。短大の設置当初からあった研究科を改組
  10. ^ うち男44
  11. ^ うち9
  12. ^ うち男17
  13. ^ うち男5
  14. ^ うち男2
  15. ^ うち男53
  16. ^ うち男1
  17. ^ 最終募集となったとされる1981年における体制[29]

出典

  1. ^ History of OPU(英語)より。2014年9月9日閲覧。
  2. ^ a b 全国短期大学一覧 昭和56年度-公立短期大学-より。
  3. ^ 官報 1950年09月15日より。
  4. ^ 全国短期大学一覧 昭和57年度より。
  5. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和57年度より。
  6. ^ 全国公立短期大学協会'1980.9, p. 173.
  7. ^ 文部省a, p. 39.
  8. ^ 文部省b, p. 3.
  9. ^ 日本教育年鑑より。
  10. ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
  11. ^ 旺文社1950-01, p. 89.
  12. ^ 文部省c, p. 2.
  13. ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
  14. ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
  15. ^ 文部省d, p. 3.
  16. ^ 短期大学一覧 昭和28年度 (短期大学資料)より。
  17. ^ 文部省'54, p. 1371.
  18. ^ 短期大学一覧 昭和31年度 (短期大学資料)より。
  19. ^ 文部省'58, p. 17.
  20. ^ 短期大学一覧 昭和34年度 (短期大学資料 ; 第23号)より。
  21. ^ 短期大学一覧 昭和35年度 (短期大学資料 ; 第24号)より。
  22. ^ 短期大学一覧 昭和39年度 (短期大学資料)より。
  23. ^ 文部省'64, p. 23.
  24. ^ 全国学校総覧 昭和56年版より。
  25. ^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
  26. ^ a b 大阪社会事業短期大学'1963.
  27. ^ a b 廣潤社'1969.10, p. 28.
  28. ^ 全国短期大学一覧 昭和55年度より。
  29. ^ 全国短期大学一覧 昭和56年度-専攻科-より。
  30. ^ 文部省e, p. 34.
  31. ^ 社会問題研究より。
  32. ^ 研究紀要より。
  33. ^ 「上町台地」 7.文教の街”. 三井住友トラスト不動産 このまちアーカイブス. 2024年11月10日閲覧。
  34. ^ 校舎竣工時の資料: 大阪府総務部営繕課長 川口一二 (1936年7月). “工事画報: 大阪青年塾堂新築工事” (PDF). JSCE 公益社団法人 土木学会. 2024年11月10日閲覧。
  35. ^ 全国公立短期大学協会'1980.9, p. 174.

参考文献

1949年短大設置申請分

教員養成機関

全国学校総覧

全国短期大学受験要覧(廣潤社) 

全国公立短期大学協会三十年誌

要覧

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