大豆ミールとは? わかりやすく解説

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大豆ミール(だいずみーる)

脱脂大豆大豆油粕とも呼ばれます大豆から油分をとったのちに得られる産物加熱乾燥したものです。形状の種類には、ミール状(主に2ミリ以下の粒)やフレーク状(主に5ミリ上の粒)などがあります歩留り原料大豆対し77%となっており、植物性油粕類の中で、蛋白質含有量が最も多く醸造用などにも用いられるが主に飼料用にはLow Protein物(粗蛋白質44.0%以上)、醸造用にはHigh Protein物(粗蛋白質48.0%以上)が使用されています。

大豆粕

(大豆ミール から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 14:54 UTC 版)

大豆粕(だいずかす、: Soybean meal)とは、ダイズから大豆油を絞り取ったあとの大豆の粕を粉砕して作られた粉末である[1][2]大豆ミール脱脂加工大豆ともいう。

概要

大豆油は、大豆を絞ることで採油するが、単純な圧搾では効率が低いため溶媒抽出法が用いられる。溶媒抽出法で脂質が分離される大豆粕は、相対的にタンパク質炭水化物の含有率が増加するため飼料醸造に適した原材料となる[3]の飼料としてのタンパク質の供給源や飼料の増量剤として使用されるほか、醤油味噌の原料としても利用される[4][5]。飼料や食用などへの使用用途が開発されていなかった大正年間では、主に肥料として利用されており、日本国内で消費されていた人造肥料の3割(金額ベース)が大豆粕という時代もあった[6]。また、直接人間の食用となることもあり、1918年の米価暴騰の折には東京市長の田尻稲次郎が豆粕飯の有用性を提唱し、自ら常食とした[7]ほか、各種加工食品・サプリメントのタンパク源として用いられる。

暗い色の種の皮、または黒い大豆のへそが粉末に望ましくない暗い斑点を残すため、大豆粕は高品質で、健全で、きれいな、脱皮黄色大豆から作られる。アメリカ合衆国のすべての商業用の大豆は黄色または黄褐色のものが使用されている[要出典]

成分

乾燥固形物 89%
粗タンパク質 48%
粗繊維 00.3%
中性デタージェント繊維 07.1%
[8]

脚注

  1. ^ http://www.asaimjapan.org/jp_information_hatakenomiracle.html
  2. ^ http://www.rikkyo.ac.jp/eco/research/pdf/papar/57_2_3.pdf
  3. ^ 横山勉「脱脂大豆は“ダイズカス”に非ず」 香雪社(2013年5月27日)2017年12月5日閲覧
  4. ^ http://www.asaimjapan.com/information/information_3_2_pdf/2009_07_15_sera_pamphlet.pdf
  5. ^ http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/KA-syouyu/syouyu_QA_.htm
  6. ^ 下川耿史 『環境史年表 明治・大正編(1868-1926)』313頁 河出書房新社刊 2003年11月30日刊 全国書誌番号:20522067
  7. ^ 下川耿史 『環境史年表 明治・大正編(1868-1926)』p326 河出書房新社 2003年11月30日刊 全国書誌番号:20522067
  8. ^ Ingredients 101 - Soybean meal



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