夜番組時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 15:35 UTC 版)
「ベストテンほっかいどう」の記事における「夜番組時代」の解説
当番組に転機が訪れたのは1988年。この前年辺りから、STVラジオの『ドライビングパートナー・STVホットライン』に同時間帯聴取率1位を奪われるケースが増えてきた。 このため1988年10月に、同局が平日生ワイドを全面改編するのに伴い「ベストテンほっかいどう」は夜番組へと移動。放送時間は当初月曜~金曜の22:00~23:00で、翌1989年4月より21:15~22:50、1992年4月より21:00~23:00、1994年4月からは21:00~23:30となる。また、1994年4月改編での『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』(企画ネット番組。HBCでも局独自の内容)の終了により、この枠が「ベストテンほっかいどう日曜版」となる。 新たなメインターゲットである小・中学生・高校生でも聴きやすい夜へ移行したことにより、聴取者を取り戻すことに成功。長期間にわたり安定した聴取率を記録した。皮肉なことに、2005年まで聴取率同時間帯1位を殆どの時間帯でSTVなど他局に明け渡してきたHBCが、1位を獲得できる数少ない番組の一つが、この夜に移動してきた「ベストテン」であった。STVラジオも1989年以降『サッポロ2130 夜は金時』など自社制作の夜ワイドを数多くぶつけて対抗するものの、1~2年程度で番組を入れ替える時期が長く続き、1994年の『船守さちこのスーパーランキング』開始まで試行錯誤を繰り返すことになる。 夕方時代は、実時間が短い中に情報コーナーなども含まれていて時間がタイトだったことと、同じパーソナリティが担当していた「ハロードライバー」で15時台にゲストコーナーが設けられていたこともあり、歌手などのゲストを招くことは殆どなかったが、夜ワイドへ移行した「ベストテンほっかいどう」では、時間枠拡大を生かして、夕方時代にはなかったゲストコーナーや企画ものコーナーを新設したほか、「ランキングシャウト」に代わるコーナーとして1989年の秋改編より、留守番電話へ寄せられたメッセージをそのまま再生する「話し太郎」が導入され、放送中を中心とした夜~深夜の時間帯は、留守番電話「話し太郎」にメッセージを入れたい中高生が殺到し、話し中が長時間続く状況が生じていた。 ランキングの決定要素も改められ、「レコード」「有線」「ハガキリクエスト」「電話リクエスト」の4つのランキングデータは変わらないものの、電話リクエストについては1位300点、2位290点~の10点刻み、有線・ハガキリクエストについては1位100点~10位10点の10点刻みとなった。レコードは1位100点~10位10点の10点刻みで、11位0点、12位以下-10点と減点され、それぞれポイントを与え、合計ポイント(600点満点)で総合ランキングを決定するという算定方式となった。 しかし、1999年の秋改編より、TBSラジオの「アクセス」をネット放送する事となり、1999年9月をもって、単独番組としての「ベストテンほっかいどう」は一旦終了する。
※この「夜番組時代」の解説は、「ベストテンほっかいどう」の解説の一部です。
「夜番組時代」を含む「ベストテンほっかいどう」の記事については、「ベストテンほっかいどう」の概要を参照ください。
- 夜番組時代のページへのリンク