多様な住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 08:43 UTC 版)
「パターソン (ニュージャージー州)」の記事における「多様な住人」の解説
パターソン市はその開設以来、19世紀に定着したアイルランド人、ドイツ人、オランダ人及びユダヤ人の人種のるつぼであった。イタリア人や東ヨーロッパ人がそれに続いた。1890年までに多くのシリア人やレバノン人移民も加わった。 1950年代以降プエルトリコ人の第2、第3世代が居着いたが、極最近ではドミニカ人、ペルー人、コロンビア人、中央アメリカ人、メキシコ人、ボリビア人およびアルゼンチン人移民の第1世代がやってきた。 ウエスターン・マーケット・ストリートは観光客によって時にはリトル・リマと呼ばれ、多くのペルー人や他のラテンアメリカ人実業家が住んでいる。対照的にマーケット・ストリートの東に行くと、ドミニカ人の経営するレストラン、美容室、理髪店および他の事業が見られる。グレートフォールズ歴史地区、シアンチ・ストリート、ユニオン・アベニューおよび第21アベニューにはイタリア人の事業が見られる。グレートフォールズの北には急成長しているベンガル人がいる。パーク・アベニューと、ストレート・ストリートとマディソン・アベニューの間のマーケット・ストリートには、主にドミニカ人とプエルトリコ人がいる。中心街の直ぐ南のメイン・ストリートにはメキシコ人が多く、プエルトリコ人は減っている。コスタリカ人や他の中央アメリカの移民はリバーサイドやピープルズ・パーク地区で増えている。ブロードウェイあるいはマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・ウェイは圧倒的に黒人が多く、第4区やイーストサイドとノースサイドの一部も同様である。パターソン市の黒人社会は南部に起源があるアフリカ系アメリカ人とより最近のカリブ人およびアフリカ人移民によって構成されている。クリフトンとマディソン・アベニューの間のメイン・ストリートにはトルコ人とアラブ人が多い。ピープルズ・パークの第21アベニューはコロンビア人と他のラテンアメリカ人のレストランや店が多い。 毎年夏には、アフリカ系アメリカ人の日、ドミニカ人の日、プエルトリコ人の日、ペルー人の日およびトルコ系アメリカ人の日があり、それぞれパレードがある。パターソン市はペルー人海外居住者のアメリカにおける首都と考えられている。パターソン市のペルー人社会は「El Senor de los Milagros」すなわち「奇跡の神」の祭りを毎年10月18日から28日まで祝う。 パターソン市はトルコ系アメリカ人移民社会の中でも最大のものである。アラブ系アメリカ人社会ではミシガン州ディアボーンに継いで第2位である。パターソン都市圏にはクリフトンとウェインの両市、ヘイルドン、プロスペクト・パーク、ノース・ヘイルドン、トトワ、ウエスト・パターソンおよびリトルフォールズの各ボロが含まれ、アメリカでも最大の北コーカサス人社会があり、大部分はチェルケス人、カラチェイ人で少数のチェチェン人で構成されている。これらの民族社会があることにより、パターソン市とプロスペクト・パークはニュージャージー州でも唯一公立学校がイスラム教の休日を守る都市となっている。
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