売春防止法施行後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 14:22 UTC 版)
「福原 (神戸市)」の記事における「売春防止法施行後」の解説
1958年に売春防止法が施行された後、ここ福原の遊郭は全て廃業し、トルコ風呂が並ぶ地区へと変化する。トルコ共和国の抗議によってトルコ風呂の名称がソープランドに改められた後の福原はソープランド、ピンクサロンなどの施設が密集する地区となっている。1987年に福原のソープ嬢の中からエイズの感染者が現れたとの噂が流れた。噂のため、福原のソープランドへの客足は一時的に遠のいた。 地区に多く並ぶ風俗店に混じり、民家や寺が点在している。地区内のソープランドの価格帯は幅広いが価格の安い大衆店に客が集まる傾向があり、サービスに従事する女性の年齢は他のソープ街に比べて若い。また、特殊浴場協会の役員には、徳之島出身者が多い。 昭和30年代末から昭和40年代にかけて、福原では「浮世風呂」と呼ばれる独自の風俗店が営業していた。浮世風呂の建物はかつての赤線時代のものを改築して再使用されたが多く、畳敷き・小さい風呂付の部屋でサービスが行われていた。トルコ風呂と異なり、浮世風呂は風俗営業の認可を受けていなかったためにたびたび取り締まりの対象となった。やがて本格的なソープランドが福原に広まり、非合法かつ古めかしい浮世風呂は淘汰されていった。
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