国民生活センターの注意喚起について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 23:02 UTC 版)
「電気マッサージ器」の記事における「国民生活センターの注意喚起について」の解説
2016年1月21日、独立行政法人国民生活センターは記者会見を開き、「家庭用電気マッサージ器による危害-体調を改善するつもりが悪化することも!特に高齢者は注意が必要」という発表を行った。これは、近年5年程度の消費者からの相談事例の集計から、近年電気マッサージ器の事故に関する相談が253件あり、うち19件に関しては頭痛、腫れ、骨折といった重篤な症状を伴ったという内容であった。 代表的な事例の内訳は下の通りである。(個別商品名に関しては発表されていない) マッサージチェア - 4件 フットマッサージャー - 2件 ベッド式マッサージャー - 1件 首および肩掛け式マッサージ器 - 1件 エアマッサージ器 - 1件 なお、今回の代表事例には手持ち式と振動タイプは今回含まれていない。 一部事例に関しては、原因を特定できる詳しい状況が記載されているが主には二つの傾向に分類される。 強い圧迫・負荷が適応部にかかった状態で運動を加えたため、骨・神経が摩耗・損傷・もしくは骨折をした。 強い圧迫の状態を長時間続けたためうっ血や筋破壊を起こした。 ほとんどの事例は使用者の使用方法の無理解により起こっているが、数件に関しては販売会場や指導員のいる場所で起こっており、それを受けて販売業者への実態調査を行った上での発表となった。 今回の発表の報告書本文 今回の発表は従来より業界団体が事故を受け啓発活動を行っていたマッサージ器の適正使用に関して数字として裏付ける結果となった。
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