問題の記事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 23:47 UTC 版)
「週刊朝日による橋下徹特集記事問題」の記事における「問題の記事」の解説
問題となったのは、2012年10月26日号の佐野眞一と週刊朝日取材班(今西憲之・村岡正浩)による「ハシシタ・奴の本性」という連載記事である。この記事に対して橋下徹は10月18日の定例記者会見で、週刊朝日の記事を「遺伝子で人格が決まるとする内容」であるとし、「政策論争はせずに、僕のルーツを暴き出すことが目的とはっきり言明している。血脈主義ないしは身分制に通じる本当に極めて恐ろしい考え方だ」「言論の自由は保障されるべきだが、一線を越えている」と述べ、週刊朝日を批判した。これに対して、朝日新聞社は、自社と週刊朝日と朝日放送は、それぞれ無関係としたが、橋下は週刊朝日の発行元である朝日新聞出版社は朝日新聞社の100%子会社であることから、朝日新聞記者に「朝日新聞社としての対応」を求め、取材拒否を決めた。 週刊朝日の読者からも編集部に多数の抗議の声が寄せられ、河畠大四週刊朝日編集長は10月18日夜、記事中に不適切な表現があったことを認める謝罪のコメントをし、次号でお詫びを掲載すると発表した。橋下に対しては当初、お詫び記事が掲載された同誌を、大阪市職員を介して手渡しただけだったが、橋下はこれを謝罪側の姿勢の至らなさとして不快感を示した。 その後、11月12日、朝日新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」は見解をまとめ、橋下市長に報告・謝罪した。また同日、神徳英雄朝日新聞出版社長の引責辞任が発表された。
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