てつがく 【哲学】
(philosophy英)語源はギリシア語で「愛智」の意。西周が、賢哲を希求する意味の周茂叔の文に基づき希哲学と訳し、それから哲学の語が定着した。あらゆるものの根本原理を究める学問。紀元前六〇〇年頃ギリシアに始まる。ヘレニズム・ローマ時代後期には宗教的傾向が強くなり、超越的な神を求め、神による救いを見出そうとするようになる。中世にはキリスト教を基調としたものになり、教父哲学が栄えた。だが中世後期にはキリスト教の教義は知識的に基礎づけられ得ないということが認められることになる。ルネサンス期になると、神は超越的なものではなく、人間自身や自然のうちにも存在するとの考えが出てくる。近代になるとカントの道徳論や、実存哲学、唯物論などが出てくる。東洋にはインドのバラモン教・仏教・ヒンドゥー教などがそれぞれの哲学をもち、中国には儒学や老荘思想が示す哲学があり、それらは日本にも伝来されて日本化した。なお日本の現代には仏教哲学の見るべきものがある。
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