和歌と能に登場する高砂とは? わかりやすく解説

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和歌と能に登場する高砂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:45 UTC 版)

高砂市」の記事における「和歌と能に登場する高砂」の解説

クロマツ)は日本列島海岸とりわけ砂地多く植えられてきた。また先史時代より、本州各地で防波・防潮のために植林造林が行われてきた形跡がある。松林砂浜との取り合わせ美観とされてきた経緯があり、万葉集編纂された時代には「たかさご」は「まつ(、待つ)」「をのへ(おのえ。山の頂上の意)」という語を修飾する枕詞として定着する至った紀貫之は『古今和歌集仮名序』で和歌織り込まれテーマ多く列挙して感興癒し効能説いており、そのひとつとして「相生の松」が登場する。 「古(いにしへ)の世々のみかど…中略)…高砂住江相生(あひおひ)のやうにおぼえ…(中略)…歌をいひてぞなぐさめける」 畿内ではや海をモチーフとした伝承古くから広く知られていたと考えられている。世阿弥この伝承に取材し、能『高砂』を作った阿蘇神官友成が、上京途上高砂の浦で出会った尉と姥じょう-と-うば または じょう-と-んば=老夫婦)に、高砂と海を隔てた住吉すみのえ)に生えた相生相老い)の」の伝説聞き尉と姥が「われわれこそ、そのの精である」と明かし姿を消すという筋である。「高砂や。この浦舟に帆を上げて……」という一節がよく知られ、現在では日本式結婚披露の場などで謡われることが多い。ウィキクォート世阿弥の項も参照その後工業用地造成などにより、市内松林砂浜多く失われた。しかし向島公園あらい浜風公園始めとする海浜公園整備など、往時景観をしのぶ努力払われるようになった高砂市マスコットキャラクターぼっくりん」は、松ぼっくりモチーフである。

※この「和歌と能に登場する高砂」の解説は、「高砂市」の解説の一部です。
「和歌と能に登場する高砂」を含む「高砂市」の記事については、「高砂市」の概要を参照ください。

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