相生の松
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相生の松(あいおいのまつ)とは、雌株・雄株の2本の松が寄り添って生え、1つ根から立ち上がるように見えるもの。また、黒松と赤松が1つの根から生え出た松のこと。[要検証 ]
松は永遠や長寿を象徴することから、相生の松は特に縁結びや和合、長寿の象徴とされる。「相生の松」とよばれる松は日本各地に点在するが、特に兵庫県高砂市の高砂神社の松が有名である。
能『高砂』では、高砂の松と住吉の松とが相生の松であるとし、夫婦和合をうたっている。
「高砂や、この浦舟に帆を上げて。この浦舟に帆を上げて、月もろともに出で汐の、波の淡路の島蔭や遠く鳴尾の沖過ぎて、はや住の江に着きにけり、はや住の江に着きにけり」[1]
所在地
- 妹背の松:山形県南陽市
- 愛宕神社の相生の松:群馬県桐生市相生町
- 高砂神社:兵庫県高砂市高砂町
- 尾上神社・相生霊松「尾上の松」:兵庫県加古川市[2]
- 金華山黄金神社の相生の松:宮城県石巻市[2]
- 宝登山神社の相生の松:埼玉県秩父郡長瀞町[2]
- 兼六園の鶺鴒島の相生の松:石川県金沢市[2]
- 松尾大社の松:京都府京都市西京区[2]
- 城上神社相生の松:島根県大田市[2]
脚注
- ^ “恋愛復縁のパワースポット相生の松がある場所と、効果があるとされる理由”. 2021年9月13日閲覧。
- ^ a b c d e f “恋愛復縁のパワースポット相生の松がある場所と、効果があるとされる理由”. 2021年9月13日閲覧。
関連項目
相生の松
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 01:44 UTC 版)
あるとき、1つの根から雌雄2本の幹をもつ松が境内に生えた。この松は、尉(伊弉諾尊)と姥(伊弉冊尊)の2神が宿る霊松とされ、相生の松と称された、という説があるが確証はないとされている。初代相生の松は天禄年間に、2代目は兵火によって天正年間に枯死したと伝えられている。本多忠政がこれを惜しみ、遷宮の際に3代目の相生の松を植えたと言われている。3代目相生の松は大正13年に天然記念物に指定されたが、昭和12年に枯死し、幹が霊松殿で保存されている。4代目は松くい虫の被害により短命に終わった。現在は5代目の松が枝を張る。 なお、相生の松の他にもいぶき(高砂市保存樹)も神木とされており、『高砂』の登場人物である阿蘇の宮神主・友成の杖から発芽したとする伝説がある。
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