相生カントリー倶楽部とは? わかりやすく解説

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相生カントリー倶楽部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 23:33 UTC 版)

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相生カントリー倶楽部
Aioi Country Club
相生カントリー俱楽部の空中写真。
2010年5月17日撮影の3枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
所在地 日本
兵庫県相生市那波野278番地
概要
開業 1960年昭和35年)7月24日
運営 メンバーシップコース
設計 佐藤 儀一
運営者 西播開発 株式会社
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 349 1 4 284
2 3 145 2 4 316
3 5 526 3 3 158
4 4 271 4 5 498
5 4 426 5 4 371
6 3 215 6 4 369
7 4 360 7 3 144
8 4 304 8 5 481
9 5 524 9 4 361
36 3120 36 2982

その他
公式サイト 相生カントリー倶楽部
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相生カントリー倶楽部(あいおいカントリーくらぶ)は、兵庫県相生市にあるゴルフ場である。

概要

播磨造船所(後・石川島播磨重工業株式会社)の六岡周三社長は、船舶修理のため駐在している外国船の船員の余暇を慰めるため、また、自社の社員の休暇時に楽しんでもらうため、ゴルフ場を計画した[1]。ゴルフ場の建設用地は、兵庫県相生市の社有の広大な丘陵地に、ゴルフ練習所と8ホールのコース「桜ヶ丘ゴルフ場」を開場した[1]

その後、市民の利用が増え、会員制への要望が高まり、1959年昭和34年)5月31日、コース設計は佐藤儀一に依頼し、コースの造成工事が着工された[1]。造成工事は、ゴルフ場の造成工事で実績豊富な安達建設に依頼した[1]。安達建設は「普通ならば1ホールしか取れない処へ2ホールを入れるようなこともあって」「直径2メートルのコルゲートパイプをコースの下に埋め込み、このトンネルを利用して次のコースへゆかねばならぬような箇所を造らざるを得なかった」と嘆いた[1]。用地面積15万坪(後・20万坪に拡張)では、きしきしときしむように詰め込まれたようである[1]

1960年(昭和35年)7月24日、18ホール、6,066ヤード、パー70(後・パー72)のゴルフ場が完成した[1]。クラブハウスは、戦時中、播磨造船所が診療所を開設する目的で建設した木造2階建ての建物が、医者が集まらず遊んでいた建物を利用した[1]。開場後、佐藤儀一は「ゴルフはボールの飛んでゆくところだけ拡げれば良い」が持論だったいう、「18ホールの平面図を見るとを呑んだ様な形のホールが随所にできた」という[1]。それでも、開場されたコースに播磨造船所は大満足で、プレーヤーたちを喜ばせた[1]

所在地

〒678-0011 兵庫県相生市那波野278番地

コース情報

  • 開場日 - 1960年7月24日
  • 設計者 - 佐藤 儀一
  • 面積 - 660,000m2(約19.9万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、6,102ヤード、コースレート68.4
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 1グリーン、コウライ
  • ラウンドスタイル - キャディとセルフ併用、乗用カート使用、ツーサム可
  • 練習場 - 無し
  • 休場日 - 不定休[2][3]

クラブ情報

ギャラリー

交通アクセス

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「船舶修理で長期逗留する船員のため造船所敷地に8ホールを造成したのがルーツ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年4月26日閲覧
  2. ^ a b 「相生カントリー倶楽部」、ゴルフダイジェスト、2021年4月26日閲覧
  3. ^ a b 「相生カントリー倶楽部」、ゴルフホットライン、2021年4月26日閲覧
  4. ^ 「相生カントリー倶楽部」、アクセス、2021年4月26日閲覧

関連文献

  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「相生カントリー倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年4月26日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「船舶修理で長期逗留する船員のため造船所敷地に8ホールを造成したのがルーツ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年4月26日閲覧

関連項目

外部リンク




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