合併以外の事情により解消した飛地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 14:42 UTC 版)
「飛地」の記事における「合併以外の事情により解消した飛地」の解説
茨城県猿島郡五霞町 北緯36度06分51秒 東経139度44分45秒 / 北緯36.11417度 東経139.74583度 / 36.11417; 139.74583同じ茨城県の古河市や境町とは利根川を介して接しているが、1981年の新利根川橋開通までは町内から利根川を渡る橋がなかった。 岐阜県各務原市川島地区(旧川島町)川島町は木曽川の中洲に位置するが、1962年の川島大橋開通まで岐阜県側と繋がる橋を持たなかった(愛知県側への橋が先に開通していた)。その後、川島町は2004年に各務原市へ編入されたが、川島町から岐阜県側への道路が笠松町のもぐり橋を通る経路しかなかった。編入後に、市域内で両岸を直結する各務原大橋が建設され、2013年に開通したことで市内での飛び地状態も解消。 三重県桑名郡木曽岬町 北緯35度04分33秒 東経136度43分52秒 / 北緯35.07583度 東経136.73111度 / 35.07583; 136.73111同じ三重県の桑名市長島町とは木曽川を介して接していたが、1963年の木曽川大橋開通までは町内から木曽川を渡る橋がなかった。その後木曽岬干拓地の造成により干拓地内に長島町の土地ができ、長島町と接することになったが、こんどはその長島町の土地が飛地になった。 兵庫県西宮市平左衛門町 北緯34度41分30秒 東経135度22分30秒 / 北緯34.69167度 東経135.37500度 / 34.69167; 135.37500、尼崎市西昆陽字田近野 北緯34度46分38秒 東経135度22分18秒 / 北緯34.77722度 東経135.37167度 / 34.77722; 135.37167武庫川を境にして左岸が尼崎市、右岸が西宮市という形で接する両市であるが、歴史的な経緯により互いに対岸の飛び地が発生していた。田近野住民からの西宮市への編入陳情、平左衛門町の沖合埋め立てなどの事情を踏まえ、1969年(昭和44年)4月1日に両者の交換が行われ、飛地解消。 鹿児島県鹿児島市桜島赤水町字新島 北緯31度37分06秒 東経130度43分23秒 / 北緯31.61833度 東経130.72306度 / 31.61833; 130.72306桜島の北東部沖にある島で、2004年の市町村合併までは桜島町大字赤水字新島であり鹿児島市東桜島地区とは行政連絡船で接続されていたが、桜島町には直接接続できなかった。2004年11月1日の合併(桜島町の鹿児島市編入)により、自治体の飛地は解消した。自治体としての飛地解消後も、桜島赤水町は桜島南西部(本体)と桜島北東部(新島)があり、飛地となっていたが、2006年(平成18年)2月13日に桜島赤水町より新島の区域が新島町として独立し、町丁の飛地も解消した。 2016年すべての住民が離島したため現在居住者はいなくなったが、2019年7月に元島民が転入したため再び有人島となった。行政連絡船が週に3日、1日につき3往復運航している。
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