各国での指定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 16:15 UTC 版)
北海道以外の日本全国の小学校、中学校、高等学校では学校体操服が指定されていることが多い。日本では体育の時間以外にも遠足やボランティア活動などにも着用されるため所属を示す固有のデザインの体操服であることがその条件とされている。学校体操服はメーカーの設計したデザインやブランドから選択されるが、学校体操服は「制服に準ずる服装」という考え方と「体育の教材」という考え方があるとされ、学校ごとの体操着の選択は投票で決定している学校もあれば体育科教員が決定している学校もある。 中国でも学校体操服の指定がある。中学校・高校では、登下校時や体育を含むすべての授業で「校服」と呼ばれるジャージ上下を着用している(学校制服#中国大陸も参照)。 韓国でも学校体操服の指定がある。多くの小・中・高校で体操着を定めており、小学校では青や水色を基調としている場合が多い。中学校・高校では、冬季はジャージや丸首のトレーナーを着用し、夏季は日本と同じ白地の半袖体操着も見られる。体操着は「体育服」と呼ぶが、学校の体操着だけでなく、成人が着用するジャージやトレーニングウェアなども「体育服」と呼ぶことがある。 日本人学校(小・中学校)では現地、海外の児童、生徒も日本の児童、生徒と同じ体操着を着用するだけでなく、体育帽子まで被らせているところもある。 欧米では体育の授業の際は各自で運動しやすい服装や靴を自由に着用することとしている学校もある。アメリカ合衆国では服装も自己表現の一つと考えられており制服や体操着は一般的ではない。フランスでも体操着の指定は一般的ではなくジャージの着用でよいとしている例がみられる。一方、イギリスやイタリアでは学校によっては体操服が指定されている場合もある。
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