各国での改装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 13:41 UTC 版)
ギアリング級駆逐艦をアメリカ海軍から引き渡された各国とも、程度の差はあれど何らかの改装を行っている。主な改装は以下の通り。 DASH設備を転用しAB-212やアルエットIII、MD-500、ウェストランド ワスプなどのヘリコプターを搭載、運用。 ハープーン対艦ミサイルの搭載(ギリシャ、トルコ、韓国、パキスタン) エグゾセ艦対艦ミサイルの搭載(アルゼンチン) ボフォース70口径57mm単装速射砲Mk 2の搭載(メキシコ) オート・メラーラ62口径76mm単装速射砲の搭載(ギリシャ) 35mm連装機関砲の搭載(トルコ) シー・ヴァルカン20mm機関砲、60口径40mm連装機関砲の搭載(韓国) Mk15 20mmファランクスCIWSの搭載(パキスタン) メキシコ海軍のD-102 ネツァルコヨトル(旧DD-863 スタイネーター)2005年6月21日撮影。艦橋前甲板(元々は2番砲塔があった場所)にボフォース70口径57mm単装速射砲Mk 2を追加装備したが、現在では撤去されているためFRAM-I改装後と全く変わらない外見に戻っている。 アルゼンチン海軍のD-27 コンドロ・ペイ(旧DD-877 パーキンス)1978年撮影アルゼンチンは1976年に、同艦の前後の煙突の間にMM38 エグゾセSSMの単装発射筒4基を追加装備した。 ギリシャ海軍のD-212 カナリス(旧DD-888 スティッケル)1988年撮影後部のQH-50 DASH用発着甲板を潰して確保したスペースに、オート・メラーラ 76 mm 砲1基とハープーンSSMの2連装ランチャー2基を装備している。 トルコ海軍のD-346 アリシテペ(旧DD-827 ロバート・A・オーウェンス)本来のギアリング級駆逐艦では2番砲塔と3番砲塔がある場所に、35mm連装機関砲を装備している。
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