右翼の指導者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 09:59 UTC 版)
中央情報局(CIA)などの情報機関が、当時ソビエト連邦と距離を取りつつも、「ユーロコミュニズム」を唱えて左派のみならず中道派からの支持も得ていたイタリア共産党が大きな勢力となっていたイタリアにおいて、「反共の強力な指導者を国民が求める」、もしくは「反共政権に国民の支持が向く」ようにし向けた。 極右政治家のリーチオ・ジェッリが代表を務めており、現役のイタリア軍将校や与党政治家も加入していた極右反共組織「ロッジP2」などの協力のもとに右翼組織を使い、右翼組織とマフィアが仕掛けた一般人を標的とする無差別テロ事件が、「極左勢力による犯行」と見せかける秘密工作を行った。 「民間人を、人々を、女性を、子供を、無辜の人々を、あらゆる政治的ゲームとは縁もない、名も無き人々を攻撃しなければならない。理由はきわめて単純だ。一般大衆を、より大いなる安全を求めて、国家を頼らせるようにする為だ」 — ヴィンセンゾ・ヴィンシグエラによる宣誓証言
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