台湾国際造船股份有限公司
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「台湾国際造船」の記事における「台湾国際造船股份有限公司」の解説
2007年2月9日、取締役会は台湾国際造船股份有限公司への社名変更を承認し、2月12日に社名変更を記念する式典を開催した。批評家は、名前の変更は陳総統の脱中国化(英語版)の一環であると主張したが、支持者は、名前の変更は、中国との潜在的な混乱を回避するのに役立つだろうと主張した。2008年にはCSBCの生産額は11.31億ドルに達し、その年の台湾造船業の総生産高の54%を占めた。 同社のウェブサイトによると、同社はコンテナ船、一点物の商用船、MVブルーマーリンを含む半潜水式重量物輸送船を建造してきた。また、中華民国海軍向けの船舶、潜水艦、先進的な海軍兵器、海巡署向けの巡視船、台湾海洋技研究中心(英語版)向けの研究船などを建造している。CSBCは台湾初の国産AUVの開発に参加している。 2018年には、CSBCは台湾で急増している洋上風力発電分野への海洋サービスを提供するために、陽明海運、台湾航業、台湾港務(英語版)と提携した。CSBCは東アジアでの風力発電所建設を提供するために、DEMEウィンドエンジニアリングと合弁会社(台船環海風電工程)を設立した。2019年、台船環海は台湾沖の2つの新しい風力発電所で風力タービンを輸送・設置するためにコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(英語版)に雇われた。2つの風力発電所は合計600MWの容量を持ち、2023年までに完成する予定である。 CSBCは中華民国海軍向けに通常攻撃型潜水艦8隻の建造を請け負っている。そのモデルはX型舵を採用する。最初のプロジェクト契約は33億ドルで、10隻の調達費用が100億ドルと予測されている。 CSBCは、2020年1月から2021年2月までの間に、陽明海運に2800TEUコンテナ船10隻を納入することになっている。 2019年7月、CSBCはCSBCの洋上風力発電事業の支援用に設計された曳航船「CSBC No.15」を進水させた。この曳航船の積載量は23,000メートルトンで、積載甲板の耐力は1平方メートルあたり20メートルトンである。幅41メートル、長さ140メートルで、建造費用は7億 NTドル。
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