古海厳潮とは? わかりやすく解説

古海厳潮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/17 14:20 UTC 版)

古海 厳潮(ふるみ いずしお、1865年10月30日慶応元年9月11日) - 1938年8月7日)は、日本陸軍軍人。最終階級は陸軍中将

経歴

愛媛県出身。1887年(明治20年)7月、陸軍士官学校(旧9期)を卒業し歩兵少尉に任官。1891年(明治24年)11月、陸軍大学校に入学するが、日清戦争開戦のため1894年(明治27年)7月に中退。戦後、1896年(明治29年)2月、陸大に復校し、1896年(明治29年)3月、陸大(10期)を優等で卒業。参謀本部第3部に配属された。

日露戦争に出征。1905年(明治38年)1月、鴨緑江軍参謀となり、奉天会戦などに参戦した。1907年(明治40年)7月、第5師団参謀長に就任し、同年11月、歩兵大佐に昇進。

1909年(明治42年)11月、第18師団参謀長に移る。1912年(明治45年)4月、陸軍少将に進級し歩兵第36旅団長となる。1914年(大正3年)4月、朝鮮駐剳軍参謀長に異動。1916年(大正5年)4月、朝鮮駐剳憲兵司令官となり、朝鮮総督府警務総長を兼務した。

1916年8月、陸軍中将に進んだ。1918年(大正7年)7月、第17師団長に親補された。1921年(大正10年)7月、予備役編入となった。

栄典

位階
勲章等

脚注

  1. ^ 『官報』第2193号「叙任及辞令」1890年10月20日。
  2. ^ 『官報』第2571号「叙任及辞令」1892年1月28日。
  3. ^ 『官報』第4081号「叙任及辞令」1897年2月12日。
  4. ^ 『官報』第5628号「叙任及辞令」1902年4月12日。
  5. ^ 『官報』第6531号「叙任及辞令」1905年4月12日。
  6. ^ 『官報』第7352号「叙任及辞令」1907年12月28日。
  7. ^ 『官報』第1236号「叙任及辞令」1916年9月12日。
  8. ^ 『官報』第1858号「叙任及辞令」1918年10月11日。
  9. ^ 『官報』第2717号「叙任及辞令」1921年8月20日。
  10. ^ 『官報』第5824号「叙任及辞令」1902年12月1日。
  11. ^ 『官報』第6728号「叙任及辞令」1905年12月2日。
  12. ^ 『官報』第2858号・付録「辞令」1922年2月14日。

参考文献

  • 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。




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