叙事詩とプラーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 18:43 UTC 版)
「アトリ (リシ)」の記事における「叙事詩とプラーナ」の解説
『ラーマーヤナ』にアトリはあまり登場しないが、巻2ではラーマとシーターがアトリの庵を訪れ、アトリの妻アナスーヤー(英語版)の祝福を受けている。 『マハーバーラタ』巻1によると、アトリはブラフマーの心から生まれた6人(巻12では7人)のリシのひとりとされる。 『マハーバーラタ』ではまた『リグ・ヴェーダ』にすでに記されているアトリが太陽を助けた話も敷衍されている。巻13によれば神々とアスラのダーナヴァが戦っていたときにラーフが太陽と月に矢を射かけたために世界が闇で覆われ、神々は敗北しそうになった。アトリは自ら太陽と月に変身して闇を払いのけ、神々を助けてアスラたちを焼き殺した。
※この「叙事詩とプラーナ」の解説は、「アトリ (リシ)」の解説の一部です。
「叙事詩とプラーナ」を含む「アトリ (リシ)」の記事については、「アトリ (リシ)」の概要を参照ください。
叙事詩とプラーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:25 UTC 版)
後世の叙事詩やプラーナ文献ではアーディティヤ12神のうちにヴィシュヌが含まれ、ダクシャはアーディティヤの中には含められていない。 『ラーマーヤナ』巻3によればダクシャはブラフマーの心から生まれたプラジャーパティのひとりであった。彼には60人の娘があったが、そのうちアディティを含む8人とカシュヤパは結婚した。アディティからはアーディティヤ12神、ヴァス8神、ルドラ11神、アシュヴィン双神の33神が生まれたとする:115-117。 とくにアディティとヴィシュヌの関係が深い登場する神話には3歩で世界をまたいだヴィシュヌの伝説があり、それによるとバリが神々の王国からインドラを追放したため、アディティはヴィシュヌが自分の子として生まれて王国を取り返してくれるように祈った。ヴィシュヌはアディティの子として生まれ、少年僧に姿を変えてバリの宮殿を訪れ、3歩ぶんの土地を要求した。バリがそれを許すと、彼は突然巨大になり、全宇宙を2歩でまたぎ、3歩めでバリの頭を踏みつけて地下に押しこめた。
※この「叙事詩とプラーナ」の解説は、「アディティ」の解説の一部です。
「叙事詩とプラーナ」を含む「アディティ」の記事については、「アディティ」の概要を参照ください。
- 叙事詩とプラーナのページへのリンク