受験生保護とその手段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 23:00 UTC 版)
「大学修学能力試験」の記事における「受験生保護とその手段」の解説
交通機関 受験生は試験開始30分前までに試験場に到着しなければならないため、朝6時から朝8時まで地下鉄などの交通機関が増便される。ソウル・釜山・大邱・仁川・光州・大田の地下鉄では、朝のラッシュ時用のダイヤを通常の午前7時 - 9時から午前6 - 10時に拡大する。 市内を走るバスも集中投入するほか、個人タクシーの営業規制も解除される。 ちなみに、陸軍がヘリを使って離島に住む受験生を試験会場へ輸送することもある。 受験生の緊急輸送 時間に間に合わない受験生の輸送には地下鉄の駅などに待機しているパトカーや白バイ、救急車が協力してサイレンを鳴らしながら行なわれる。またボランティアの父母らでつくる「緊急送迎隊」も組織され、バイクなどで受験生を会場まで送り届けることもある。 聞き取り試験 聞き取り試験が実施される午後1時10分から30分間はバスや電車などあらゆる運送手段が試験場周辺を徐行しなければならず、警笛の使用も禁止される。飛行機の離着陸までも調整される。会場周辺で騒音が発生する工事はできない。 以前、試験中に米軍機が訓練をしたとして対米感情が一気に悪化した地域もあるという。警察は試験会場の半径100m以内で車両の進入を制限し駐車も禁止する。 その他 朝から試験会場の近くには警察が5m置きに待機している。試験場の高等学校や試験場と隣接している中学校は休校日となり、済州島を除く韓国の官公庁や企業の出勤時間,大·高·中·小学校の登校時間も交通渋滞防止のため通常より1時間繰り下げられる。試験会場には警察官が常駐して、周辺の警備や交通整理に当たっている。
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