原盤権の行方とは? わかりやすく解説

原盤権の行方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 03:29 UTC 版)

ジミ・ヘンドリックス」の記事における「原盤権の行方」の解説

ポータル 音楽 ヘンドリックス音源権利は、ヘンドリックス遺言残していないこと、マネージャーマイケル・ジェフリー事故死したこと、ヘンドリックス各所ジャム音源残していたことなどから混乱ヘンドリックス自身レコードデビュー後わずか4年ほどしか活動していないにも関わらず正規版と海賊版含め膨大な数のレコードCD)が市場出回ることになった。しかし裁判の末、1990年代半ばヘンドリックス遺族権利があると確定それ以前ヘンドリックス親交のあったミュージシャン、アラン・ダグラスが権利持っていた)。ヘンドリックスの父アル・ヘンドリックス達によりEXPERIENCE HENDRIXという会社設立されヘンドリックス音源管理することになり現在に至っている。アル2002年亡くなったため、娘のジェイニー・ヘンドリックスがEXPERIENCE HENDRIXの代表になっている。ただしジェイニーはアル後妻アヤコ連れ子で、ヘンドリックスとは義理の兄妹である。つまりヘンドリックスとジェイニーには血のつながり全くない無名時代ヘンドリックス様々なレコード会社エージェント契約取り交わしており(多くその場雰囲気流され軽い気持ち契約書サインしてたらしい)、生前から権利混乱していた。特にPPXレコードというインディーズレーベルが「ヘンドリックス当社契約ミュージシャンである」として本格的に法廷闘争仕掛けてきたため、解決策としてヘンドリックスアルバム1枚権利PPX側に与えることになった。そのために制作されたのがヘンドリックス生前唯一の正規ライブアルバムバンド・オブ・ジプシーズ』である。こうした経緯加え十分な制作時間を与えられなかったこともあり、ヘンドリックスは同アルバム仕上がり満足してなかったらしい。 EXPERIENCE HENDRIXの販売権獲得したMCAレコード日本ではユニバーサルビクター)から再発盤新規企画盤のCD発売される際、「オリジナル録音テープ元にリマスターした」と宣伝されたが、一説一部オリジナルテープEXPERIENCE HENDRIXの手渡っていないといわれ、部分的にレコード等から音を起こしているのではとの噂も存在する一部の曲にレコードの針音(スクラッチノイズ)と思われる雑音があるため)。 2009年9月18日EXPERIENCE HENDRIXの販売権米国ソニー・ミュージックエンタテインメント獲得したことを発表2010年1月1日よりSME移行した。これにより、日本盤は2010年3月よりソニー・ミュージックジャパンインターナショナル通じてスタジオ・アルバムライブ・アルバムは完全生産限定ベスト・アルバムレギュラー形態リリースされた。また、セッションセパレート盤、ライヴスタジオ・セッションなどのブートレックも販売されている。公式のアルバムやカーティス・ナイトのセッションもある。

※この「原盤権の行方」の解説は、「ジミ・ヘンドリックス」の解説の一部です。
「原盤権の行方」を含む「ジミ・ヘンドリックス」の記事については、「ジミ・ヘンドリックス」の概要を参照ください。

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