原石の発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 14:33 UTC 版)
「ニルス・グスタフ・ノルデンショルド」の記事における「原石の発見」の解説
議論はあるもののよく知られた話によると、アレキサンドライトは、1834年のアレクサンドル皇太子(後のアレクサンドル2世)の誕生日である4月17日にノルデンショルドにより発見され、彼にちなんで命名された。アレキサンドライトを発見したのはノルデンショルドであるが、彼がアレキサンドライトを発見し、アレクサンドルの誕生日に命名したとは考えられない。ノルデンショルドが最初に発見したのはレフ・ペロフスキー伯爵から受け取った新発見の鉱物試料を発見した結果であり、彼は最初エメラルドだと思っていた。硬度の高さに戸惑っていたものの彼は調査を続けていた。その日の夜にろうそくの光の下で試料を見ていたところ、石の色が緑ではなくラズベリーレッドに変わっているのを見て驚いた。後日、彼は金緑石の新種の発見を確認し、"diaphanite"(ギリシア語で「2」を意味する"di"、「見えない」を意味する"aphanes"、「現れる」を意味する"phan")という名前を提案した。しかし、Perovskiiはこの貴重な標本を皇室に納め自身が皇室に取り入れられるために、1834年4月17日、後に皇帝となる人物に献上し、彼に敬意を表してアレキサンドライトと命名した。
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