原産と伝播
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東アジアから中央アジアにかけての大陸性気候の温帯地域が原産地と考えられている。ただ起源はユーラシア大陸起源説、東アジア起源説があるがはっきりしていない。 ヨーロッパ、中央アジア、インド、中国など有史以前から広く栽培されていた。紀元前新石器時代からの人類の食用穀物で、中国の華北地方では、アワとともに古代の主要穀物であった。 日本へは、アワ、ヒエ、イネなどよりも遅く渡来したと考えられている。『万葉集』にキビの記述があるとおり日本では古くから親しまれており、童話『桃太郎』の作中に登場するキビダンゴは有名である。なお、北海道に導入されたのは明治時代になってからである。
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原産と伝播
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 17:30 UTC 版)
原産地は熱帯アフリカで、エチオピアを原産地とする仮説が有力である。エジプトでは紀元前3世紀頃には栽培されていた。早い時期に西アフリカ、北アフリカ、インドへ伝播し、のちに中国、東南アジアにも伝播して栽培種となった。中国に入った時期は諸説紛々として不明だが、DNAの分布からは950年頃と考えられている。古くは「蜀黍」(しょくしょ)と呼ばれたが、現代の中国名は「高粱」(こうりゃん、カオリャン)である。伝播以前の文献にも蜀黍の名は見られるが、別の穀物を指したらしい。18世紀には新大陸にも伝播し、1853年にはアメリカ合衆国で栽培が開始された。 日本には室町時代に中国を経由して伝来した。五穀(キビ)の一種としてモロコシ、タカキビ(高黍)という名前での食用栽培のほか、サトウモロコシ、トウキビ、ロゾク(蘆粟)という名で、糖汁採取目的の栽培も行われてきた。
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