原始的なハチとは? わかりやすく解説

原始的なハチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 03:59 UTC 版)

ハバチ亜目」の記事における「原始的なハチ」の解説

6本の脚、4の翅、3個の単眼、2個の複眼といった有翅型昆虫基本構造をよく保っており、完全変態をする。最大特徴は、胸部腹部が広い面積繋がっていることで、そのためくびれのない寸胴型の体型をしている。アシナガバチミツバチなどが属するくびれをもつ細腰亜目とはこの点で見分けられる広腰亜目という名もこのことに由来するが、学名のSymphytaはギリシャ語syn(σύν:~と共に)+phyton(φυτόν:植物)に由来し、本亜目もう一つ特徴である植物への依存表している。ハバチ葉蜂)という呼び方もまた同様である。 細腰亜目ハチ比べ翅には網目状翅脈がよく発達しその本数も多い。また、クキバチ科以外は後胸背面に一対の背粒(単:cenchrus・複:cenchri)と呼ばれる構造をもつ。これは閉じた前翅固定するためのものとも言われるが、広腰亜目特徴的なものである。幼虫には細腰亜目では消失している胸脚や腹脚(「いぼあし」とも)が発達しているイモムシ形のものが多く、それらは一見チョウ目チョウやガ)の幼虫によく似ている。しかし長い毛をもたないことや、腹脚通常5対以上あることなどから見分けられる。また細腰亜目見られる社会性の種や、翅が消失した種なども広腰亜目には見られない。 これらの特徴多くは、これらの昆虫ハチ目中でも原始であることを示す特徴みなされている。また、その食性植物強く依存していることから、ハチ目広腰亜目植物食をのものを起源とし、細腰亜目寄生蜂経て肉食性獲得狩り蜂へと進化した考え研究者が多い。この場合ハナバチ類は肉食のものから二次的に植物食変化した考える。

※この「原始的なハチ」の解説は、「ハバチ亜目」の解説の一部です。
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