北野重雄とは? わかりやすく解説

北野重雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 00:43 UTC 版)

北野 重雄
きたの しげお
生年月日 (1903-04-29) 1903年4月29日
出生地 大阪府
没年月日 (1990-03-16) 1990年3月16日(86歳没)
出身校 東京帝国大学法学部政治学科
前職 商工官僚、官選群馬県知事
称号 従四位
勲一等瑞宝章

公選初代群馬県知事
当選回数 1回
在任期間 1947年4月12日 - 1948年8月13日

公選第3代群馬県知事
当選回数 1回
在任期間 1952年8月5日 - 1956年8月2日
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北野 重雄(きたの しげお、1903年明治36年〉4月29日[1][2] - 1990年平成2年〉3月16日[2])は、昭和時代の日本の商工官僚政治家群馬県知事勲一等瑞宝章従三位[要出典]

経歴

1903年明治36年)大阪府[3][1][2]北野種次郎の長男として生まれる[4]1923年大正12年)旧制第三高等学校を卒業[1]1925年(大正14年)高等文官試験に合格[4][3]。翌1926年(大正15年)に東京帝国大学法学部政治学科を卒業後、商工省に入省[4][3]。鉱山・商務・工務各局事務官、企画院書記官、商工省転業対策部総務課長、振興部総務課長兼金融課長、満洲国経済部鉱山司長、商工省物価局第一部長、総務局総務課長、軍需省文書課長、石炭部長、東部地方鉱山局長、商工省鉱山局長などを歴任[4][3]

終戦直後の1946年昭和21年)1月に官選で群馬県知事となり、翌1947年(昭和22年)2月に退任[4][3]。同年4月公選最初の群馬県知事に当選[4][3]。同年9月のカスリーン台風により群馬県は大きな被害を受け、その復興費用を補うため、軍所有のコーヒー豆を業者に払い下げた群馬コーヒー事件が原因で1948年(昭和23年)に辞職する[5][3]1952年(昭和27年)に再度知事選に立候補し伊能芳雄知事を破って返り咲いた[6][3]。この任期中には米軍妙義演習場問題や相次ぐ県内の市町村合併などに取り組んだ[6][3]県議会との対立が激しく[要出典]1956年(昭和31年)の知事選を前に立候補を断念する。

退任後は商工組合中央金庫理事長[4][3][1][2]1958年 - 1967年)や情報処理振興事業協議会長[4][3][1]、日本小売業協会理事長[1]などを務めた。

1990年平成2年)3月16日死去。享年86歳。

栄典

外国勲章佩用允許

主な著作・論文

  • 『緊急物価対策の解説』ダイヤモンド社、1943年
  • 『軍需省及び軍需会社法』高山書院、1944年
  • 「過大都市抑制と工業配置統制」都市問題 第31巻第2号(1940年) 

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 上毛新聞社出版局 編『群馬県人名鑑』上毛新聞社、1986年11月25日、175-176頁。doi:10.11501/12192835 (要登録)
  2. ^ a b c d e 新訂 政治家人名事典 明治~昭和『北野重雄』 - コトバンク
  3. ^ a b c d e f g h i j k 『群馬県人名大事典』上毛新聞社、1982年11月1日、164頁。doi:10.11501/12189010 (要登録)
  4. ^ a b c d e f g h i 歴代知事編纂会 1980, p. 712.
  5. ^ 歴代知事編纂会 1980, p. 714.
  6. ^ a b 歴代知事編纂会 1980, p. 716.
  7. ^ 斎藤良衛外四十一名外国勲章記章受領及佩用ノ件」 アジア歴史資料センター Ref.A10113452900 

参考文献

  • 歴代知事編纂会 編『日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1980年7月15日。doi:10.11501/11895667 (要登録)
公職
先代
新設
伊能芳雄
群馬県知事
公選初代:1947年 - 1948年
第3代:1952年 - 1956年
次代
伊能芳雄
竹腰俊蔵
公職
先代
高橋敏雄
群馬県知事
官選第37代:1946年 - 1947年
次代
奥田良三




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