労働党の発足
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2013年2月、綠色社会主義を党の核心路線とすることを掲げた李鏞吉が新たな代表に選出された。3月に行われた党全国委員会において進歩政治を再建するための勢力結集を呼びかけると共に、上半期に党名や綱領、党憲や党規および長期成長戦略を含めた新党を結成する方針を決定した。6月23日、再創党大会を開催し、社会主義路線を明確にした綱領を採択した。しかし、大会における重要目標の一つであった「緑色社会労働党」への党名改正については、旧社会党系党員の反対によって議決定足数の3分の2に2票届かず否決される結果となった。その後、7月21日に行われた臨時党大会で行われた党員投票の結果、「労働党」が最多支持を得たことで進歩新党は「労働党」へ党名改称した。 2014年6月に行われた全国同時地方選挙では、広域議会1名、基礎議会6名の当選(いずれも地域区)に留まり、前回選挙よりも勢力を減らす結果となった。なお広域議会(慶尚南道)で当選した候補者は地方選挙において進歩系政党(統合進歩党・正義党・労働党)が軒並み惨敗した中、唯一の地域区当選者となった。 2015年1月30日に行われた党代表選挙の結果、正義党(中道左派の院内政党)と国民の会(進歩勢力の結集を目指す市民社会勢力のグループ)との合流による進歩勢力結集、そのための党員総投票を公約に掲げたナ・ギョンチェが代表に選出された。その一方で、進歩勢力結集に反対する声は大きく、進歩勢力の結集を推進するための党員総投票付議案は6月28日の定期党大会で否決された。これを受け7月3日、ナ・ギョンチェは代表を辞任する意向を表明した。9月18日、バイト労組委員長のク・ギョヒョンが党員投票で過半数の得票を得て当選、進歩勢力結集派が離党した後の党の再建を図る事になった。 2016年4月に行われた総選挙では0.38%(91,705票)の支持を得るにとどまり、議席獲得はならなかった。同年10月に行われた党代表団選挙でイ・ガプヨン候補が新たな代表に選出された。
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