割烹着型給食白衣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 02:55 UTC 版)
給食を分配したり配膳したりする者は、衛生的な衣服を着用する必要がある。 現代日本の学校給食の場合、何かと衣服を汚しがちな子供に対処するということもあるが、衛生面への配慮を第一としたうえで、給食専用服を着る決まりになっている。名称については、「給食白衣(きゅうしょくはくい)」、「給食衣(きゅうしょくい)」、「給食着(きゅうしょくぎ)」「学童給食着(がくどうきゅうしょくぎ)」等々、様々にあって統一されていない。そして、そのような服の代表的な形態の一つに「割烹着型( - がた)」なるものがあり、「割烹着型給食白衣」「給食割烹着」など様々な名称で呼ばれている。割烹着型は構造がエプロンであることを条件とし、例えば右に示した画像にあるような “上から腕・頭・胴を通して着る貫頭タイプ” や、“前で留める前開きタイプ” などとは異なる構造になっている。もっとも、一般人は割烹着が何であるかを正確に知っているとは限らないため、割烹着型でないものをその名で呼んでいる例は、あるものと考える。また、「白衣」が多義語であることから、「(学校)給食白衣」などという表現が用いられた場合に、どのタイプを指しているのかをこの語だけで判別するはできない。 2013年(平成25年)4月、食品メーカーのフジッコが “給食白衣のようにも見える割烹着を着た、小さな女の子のイメージモデル” として企業広告キャラクター「ふじっ子ちゃん」を立ち上げた。この可愛らしいキャラクターは人気を得て定着し、初代の田牧そらから2代目の元倉あかりへと引き継がれている。フジッコは衣装のコンセプトを語っていないが、家庭的な味を売りにするこの企業が訴求したいのは、給食白衣ではなく割烹着を着て家庭で料理をするイメージであろう。
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