初期の保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 06:00 UTC 版)
その後数年の間に、反捕鯨ロビーはIWCに足場を確保し、大衆の支持は成長した。 1966年に、漁業及び公海の生物資源の保存に関する条約(Convention on Fishing and Conservation of Living Resources of the High Seas)は世界の海洋保護における第一歩をとった。この国際協定は、とくに鯨を含む海洋生物の乱獲に反対するために設計された。1972年に、アメリカ合衆国は、特に天然資源の管理と保護への生態系の研究方法を求める法律の第1条として海洋哺乳類保護法(Marine Mammal Protection Act)を可決した。この法律は海洋哺乳類の狩猟と殺生を禁止し、合衆国内で海洋哺乳類のパーツや製品に加え、あらゆる海洋哺乳類の輸入、輸出、および販売のモラトリアムを制定する。同年、合衆国は、海洋保護・調査・保護区法(Marine Protection, Research and Sanctuaries Act)を制定し、海洋保全地域プログラム(United States National Marine Sanctuary)を設立した。 環境団体グリーンピースは1970年代前半にシエラクラブの分枝として結成した。1975年にグリーンピースは、世界中の鯨船隊に盛大に対決することによって、最初の反捕鯨キャンペーンを始めた。2年後にグリーンピースのメンバーの分派が特に直接行動の急進的な方法を用いて海洋生物を保護するためにシーシェパードを結成した。
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