初代スバル・BRZとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:14 UTC 版)
「トヨタ・86」の記事における「初代スバル・BRZとの違い」の解説
SUBARUからは兄弟車となる初代スバル・BRZが2012年3月28日から2020年11月30日まで販売されていた。エンジン含め車としての基本部分は同一だが、以下のような細かい相違点がある。 販売開始日が異なる。(初代BRZは2012年3月28日販売開始、86は同年4月6日販売開始)。 販売終了時が異なる。(初代BRZは2020年11月30日販売終了、86は2021年10月27日販売終了)。 フロント部の形状に違いがある。 設定カラー、内装、オプションに一部違いがある。 乗り味にも違いがあり、自動車評論家のレビューでは「86がリアを滑らせて楽しませる」志向なのに対して「BRZはグリップを重視した安定志向のセッティング」であると評されることが多い。しかし、これらの論調に対し86のCEである多田は、「86とBRZではドライバーへのインフォメーションやフィーリングのわずかな違いを演出しただけであり、リアのスタビリティの高さは両車同じである」と説明している。なお2012年4月販売型を試乗したトップ・ギアのジェレミー・クラークソンとスティグは、86とBRZの乗り味の違いは全く分からなかったとしている。 WEB CAR TOPではコンプリートカーである86 GRとBRZ STI Sportを比較した結果、前者はサーキットでの速さ、後者は乗り心地を重視しているとしている。 2012年4月販売型では車高を下げる改造(チューニング)を行う場合、ウィンカーとフォグランプの位置の関係で、86は20mm程度、BRZは30mm程度と、86のほうが許容範囲が狭い。道路運送車両の車両保安基準第41条2項、細目104条「方向指示器」の項で「指示部の上縁の高さが2.1m(側面は2.3m)以下、下縁の高さが0.35m以上」と定められており、ヘッドライトユニットから独立してバンパー下部にウィンカーが取り付けられている86は、ヘッドライトユニットとウィンカーが一体化しているBRZに比べて車高を落とせない。そのため、許容範囲を超えて車高を落とすチューニングを行う際は、ウィンカーの位置を変えるなどの加工が必要となる。ただし2016年7月改良「KOUKI」型ではBRZ同様にウインカーがヘッドライトユニットと一体化したため、この制約は受けなくなった。 モータースポーツベースグレードにおける両者の違い ディスチャージヘッドランプ、およびカラードバンパーが標準装着ではない。(BRZ RAには標準装着である) 価格にも多少の差がある。 メーカーオプションでエアコンの設定があるが、86 RCにはない。
※この「初代スバル・BRZとの違い」の解説は、「トヨタ・86」の解説の一部です。
「初代スバル・BRZとの違い」を含む「トヨタ・86」の記事については、「トヨタ・86」の概要を参照ください。
- 初代スバル・BRZとの違いのページへのリンク