刈茅山(かるかやさん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:25 UTC 版)
「六道の悪女たち」の記事における「刈茅山(かるかやさん)」の解説
掛軸(かけじく) 陰陽術を使う霊媒師。悪い心を鎮める数珠「愚連無輪(グレムリン)」を所持している。かつて幼い乱奈を数珠の力で更生させようとしたが、1年後数珠が割れて失敗、自転車で引きずり回されたことで大きなトラウマを負い、以来ずっと乱奈を恐れ続けている。その後は刈茅山という山の寺で不良を更生させる活動を始め、鈴蘭、タテシマ、カケル、ラム、エリモの5人を預かっていた。 六道との出会いをきっかけに変わった鈴蘭にはもう必要ないと判断し、彼女が身につけていた数珠を六道に渡す。タテシマが去った後、カケル・ラム・エリモを連れて修行の旅に出た。 タテシマ 掛軸のもとで生活している若者の1人。カンフー服を着た青年。鈴蘭にカンフーを教わっており、擒拿術を操る。 誰よりも更生していたと思われたが、実は偽物の数珠をつけて暮らしており、鈴蘭から習ったカンフーの技と数珠を手に入れて裏社会に戻ることを目論んでいた。六道らが下山する前夜に本性を現し、鈴蘭・カケル・ラム・エリモらの数珠を奪い逃走する。 自分を追いかけてきた鈴蘭を苦戦しながらも倒し、直後に六道を連れて現れた乱奈も数珠をかけることによって無力化させるが、見くびっていた六道の必死の抵抗にあい、それまでのダメージの蓄積もあり敗北する。裏社会で成り上がる手段として取り組んでいたはずのカンフーに思い入れを見せており、最後は鈴蘭にカンフーの奥義「仲直りの握手」を教えられたうえで逃がされ、姿を消した。 実は裏社会にいた当時は桜沙知子の部下だった。山を降りて再び組織に追われていたときに沙知子に声をかけられ、沙知代の奪還に協力する。 カケル、ラム、エリモ 掛軸のもとで生活している若者たち。全員が元不良で数珠を身につけている。それぞれ鈴蘭にカンフーを教わっており、額にバンダナを巻いているカケルは猴拳、巨漢のラムは八極拳、絵を描くことが好きな引っ込み思案の少女エリモは太極拳を操る。 タテシマに数珠を奪われたことで、3人とも不良だったころの状態に戻ってしまう。暴食を続けて巨大化したラムは六道を探しに寺にやって来た乱奈に一蹴され、派手なヤマンバギャルの悪女に戻ったエリモは術によって六道に惚れ込んだうえで六道らの説得により改心、暴走族「災幽鬼」の再結成を目論んでいたカケルは飯沼の説得と奇襲により止められた。
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