兵庫ゆめおとめ【ヒョウゴユメオトメ】(食用作物)
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登録番号 | 第14776号 |
登録年月日 | 2007年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 兵庫ゆめおとめ よみ:ヒョウゴユメオトメ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 兵庫県 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通五丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 田中萬紀穂、澤田富雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「キヌヒカリ」に「葵の風」を交配して育成されたものであり、育成地(兵庫県加西市)における成熟期は中生、稈の長さが長、穂数がやや少の粳品種である。稈の長さは長、太さはやや太、止葉葉身の姿勢(初期観察)は水平、葉身表面の毛茸及び葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さは中、穂数はやや少、穂の抽出度は概ね抽出、湾曲程度は垂れる、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は白、護穎の長さは中、色は黄白、柱頭の色は白、穎のフェノール反応及び芒は無である。玄米の長さは中、幅はやや狭、形は半円、色は淡褐、香りは無又は極弱である。胚乳の型は粳、出穂期(50%出穂)及び成熟期は中生である。穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもち圃場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。胚乳のアミロース含量は5型、蛋白質含量は低である。「日本晴」及び「中生新千本」と比較して、稈が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に兵庫県立中央農業技術センター農業試験場(現兵庫県立農林水産技術総合センター農業技術センター、加西市)において、「キヌヒカリ」に「葵の風」を交配し、7年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ゆめおとめ」であった。 |
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